松尾諭、落ちていた封筒から役者人生を切り開いたエピソードに視聴者も「人生は偶然の連続だよね」と共感

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若林正恭オードリー)と弘中綾香アナウンサーが司会を務める『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)。11月2日の放送は、「道で拾った1通の封筒がきっかけで大逆転しちゃった幸運な人」として、俳優の松尾諭が登場した。

同番組は、あまりにも珍しい“激レア”な体験を実際にした「激レアさん」をスタジオに集め、その体験談を紐解いていくトークバラエティ。この日はゲストの客員研究員としてドランクドラゴン塚地武雅ファーストサマーウイカも出演した。

映画『シン・ゴジラ』や『連続テレビ小説 エール』(NHK)など、これまで200本以上の映画やドラマに出演している名バイプレイヤーの松尾は、24歳で地元の兵庫県から役者を志して上京。しかし、提出する願書の締め切りが過ぎてしまったことから、希望する劇団に入団することができず、モチベーションが低下してしまい、フリーターになってしまったという。

ある日、缶コーヒーを買おうとした松尾は、自販機の下に落ちていた白い封筒を発見。中には国内線の航空券が入っていたそうで、すぐに換金しようと思ったと振り返る松尾に、若林は「しょうがねぇヤツですね」とツッコんでいた。

思いとどまり、航空券を警察に届けたことで、落とし主の芸能プロダクションの社長と知り合った松尾は、誘われるままそのプロダクションに所属。しばらくは役者としての仕事が無かったため、当時ブレイク中だった井川遥のドライバー兼ボディガードをしていたという。

松尾は「僕ラグビーやっていたんで、もし危険なことがあったら守れるし、もし2人で歩いていても間違われることがない」と、ボディガードになった理由を自虐的に説明。しかし、この経験が主要キャストとして出演したドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)に活かされることになる。

松尾はスタッフから 動きや目つきを褒められ、さらに「どこかでSPやっていた?」と聞かれたことも。ドラマは映画化されるほどの大ヒットとなり、以降の露出に繋がっていったという。

ようやく役者として大成し、今や映画やドラマに引っ張りだこの松尾だが、ここで「何本か塚地さんに取られてるんですよ」と告白。キャラが似ている2人は、同じ枠を取り合うライバルでもあるようで、松尾は「こういうドラマの話が来ましたって言って、しばらく音沙汰ないなと思っていたら、塚地さんが出ていた」と明かし、塚地も「ちょっとかぶるラインなんですね。トップには六角(精児)さんがいるんで」と打ち明け、笑いを誘っていた。

松尾の意外な経歴は、インターネット上でも反響があり、「松尾さんの話は特に良かった。人生は偶然の連続だよねーと自分と重なった。良い方に転ぶか悪い方に転ぶかは別として」「SPのドラマに昔の経験が役に立ったの笑う」「松尾諭さんの人生、面白いな」などのコメントが寄せられていた。

次回は、11月9日に放送される。

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