武田鉄矢の深すぎる“夫婦哲学”に、ネットでは「やっぱり金八先生」と尊敬の声『徹子の部屋』

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武田鉄矢が、9月25日に放送された黒柳徹子の冠番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系、毎週月曜~金曜13:00~)に出演。妻との長い結婚生活のなかで得たという、深すぎる“夫婦哲学”に、インターネットでは「やっぱり金八先生やな」と尊敬の声が上がった。

コロナウイルスによる生活への影響を聞かれ、「いやぁ、仕事が飛ぶわ飛ぶわ」とため息交じりに語る武田。「スケジュールの表をもらいまして。マネージャーから『この次とこの次(の予定が)無くなりました』つって線を引いておりましたらまた電話が入って。『その線を次の週まで引っ張ってください』つって、そこまで引っ張ったら『その次の、最後の日まで引っ張ってください』って……」と、予定していた仕事がことごとくキャンセルの憂き目に遭っていることを明らかにした。

「この40年近い芸能生活のなかで、こんだけ(自宅で)奥さんと一緒にいるのは珍しいから、まぁ叱られるのなんの……」と武田。「外出して帰ってくると『手、洗ってない』(と言われ)、いま洗ったじゃないかというと『指先だけじゃない』っていう……。聞こえる(蛇口の)水量で何分洗ったかわかるらしくて」と、夫婦のささいなイザコザを呆れ笑いで振り返りながら、「武士道とか、茶道とかってあるように、『家事道』ってあるんですね」と、妻への尊敬の念を口にした。

番組後半で武田は、妻との印象的なエピソードを披露。かつて心臓病で入院した際、自分の背中を拭く妻から、「人生最後の仕事はあなたのおしめを替えること。いよいよこれから人生のクライマックス」と言葉をかけられたという武田。その後、妻から「あなたは(どう思っている)?」と尋ねられ、武田は「初めて会った21歳(のころ)のあなたの姿を見ながら生きてきた」と答えたという。

「僕の結論は、妻は終着駅を見、夫は始発駅を見ながら、人生の列車は進んでいったんだ(ということ)」と武田。「つまり、おんなじ席(視点)に座っちゃいけないんですよね。互い違いに座ってるところが夫婦の妙なのかな」と、長い夫婦生活のなかで感じた“本質”を語った。

人生に裏打ちされた武田の深い言葉に、ネット上では、「やっぱり金八先生やなw 上手いこと言う」「30代半ばになると、沁みるわ」「武田鉄矢の奥さんの気持ちめっちゃわかる」といった共感や納得の声が上がっていた。

次回9月28日の放送では、小柳ルミ子をゲストに迎える。

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