「バラエティの最高峰」「まさかのオチに思いっきり脱力」『捜査一課長2020』最終話に驚きの声

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ヒラ刑事から這い上がった“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員たちの奮闘を描く木曜ミステリー『警視庁・捜査一課長2020』(テレビ朝日系)の最終話が9月3日に放送され、その“オチ”にインターネット上が騒然となった(以下、ネタバレが含まれます)。

連続ドラマとして、2年ぶりに木曜ミステリー枠に凱旋した本作も、途中“テレワーク捜査会議”を経て、ついに最終話。東京湾を周遊するレストランクルーズ船内で、アプリ開発エンジニア・中葉美智(鳥居みゆき)の遺体が見つかり、大岩たちは捜査を開始する。

被害者の中葉の手にはなぜか“消しゴムはんこ”が握られており、傍らには凶器と思われるデザインナイフが落ちていた。捜査線上に浮かんだのは、若者に人気の消しゴムはんこ作家“ナルミ先生”こと、松代成実(島崎遥香)。彼女は中葉と同じアプリの開発チームのプログラマーで、船上に謎の男といたところを偶然にも写真に撮られていた。

さらに、開発部長の根布則夫(東根作寿英)は、1か月前に成実と中葉が社内で言い争っていたことを証言。中葉には、成実が開発したアプリのプログラムを外部に持ち出した疑いがかけられており、一方、成実も同時期に社内の人事データを誤って消去しており、逆に中葉からスパイだと疑われていたという。

成実は、捜査一課の平井真琴(斉藤由貴)から船上に男といた写真を突きつけられても、中葉とのことを聞かれても、「覚えていない」の一点張りで、凶器から自分の指紋が検出されても、「知らないです」と主張。平井は写真の男を指差し、「この人をかばうために、何もかも忘れたふりをしているんじゃないですか?」と成実を問いただす。

そして、成実と一緒に写っていた写真の男がついに判明。その人物は、成実や中葉と同じ会社で働く、城宝渉(木村了)という男だった。城宝は、平井と小山田大介(金田明夫)の追求に「私が中葉さんを殺しました」と自供するが……。

“消しゴムはんこ”をきっかけとする事件が展開した最終話は、注目のポイントが盛りだくさん。ナイツ土屋伸之が警視庁サイバー事件対策室の谷保健作(やほ・けんさく)として3度目の登場を果たし、事件解決に絡む大きな活躍を見せたかと思えば、その相方でもあるナイツの塙宣之演じる運転担当刑事“ブランク”こと奥野親道が匂わせていた去就問題も決着。さらに、笹川健志刑事部長(本田博太郎)や大岩の愛猫・ビビも登場し、毎度お馴染みのやり取りが繰り広げられた。

そして、大岩の決めゼリフ「必ずホシを挙げる!」も2回飛び出し、事件は終幕へ。4月からスタートし、2クール続いた本作だったが、最終話のまさかのオチにインターネット上では「最後の最後のあのオチ“は?”って感情の方が上回ったけどな(このドラマでは褒め言葉)」「まさかのオチに思いっきり脱力している」「バラエティの最高峰だわ」など大盛りあがり。

同時に「来週から見られないと思うと寂しい……」「内藤さんを始め、一課長チームの皆さんにまたお会いできる事を願ってます」など、終わりを惜しむ声も多かった。

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