「ホラーより怖い!」と反響『家政夫のミタゾノ』リモートver.に視聴者高評価

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松岡昌宏が主演を務める『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系、毎週金曜23:15~)の特別編が5月29日に放送。リモート形式で物語が展開する画期的な手法が採用され、インターネット上では、意外な展開に視聴者から注目が集まり、反響だった。

本作は、女装した家政夫・三田園薫(松岡)が、派遣された家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく痛快“覗き見”ヒューマンドラマ。

外出自粛の中、柴田明彦(音尾琢真)はクライアントの要望で大阪出張になってしまった。ビデオ通話アプリを使って、オフィスから妻の真理子(奥菜恵)に謝罪と愚痴をこぼす。「画面越しにチューして」とせがむ真理子だったが、明彦側からノックと部下の声が聞こえ、うやむやに。仕事をするということで通話終了となった。実は、大阪出張というのはフェイク。愛人・吉野美玖(筧美和子)の部屋にいた明彦は、アプリの機能を使って背景をオフィスにし、ノックや部下の声も音声ソフトを使っていた。

そんな中、「むすび家政婦紹介所」のリモート会議で、所長・結頼子(余貴美子)からの命により、真理子のもとに1日分の料理を届けることになった三田園。柴田家に出向いたものの、インターホンを押しても電話をかけても反応なし。仕方なく明彦に電話をかけると、彼から「開いている窓からでいいので中に入ってもらえますか?」と指示を出された。

いざ、家に入ると誰もいないものの、洗濯物や作りかけの料理が放置されていた。リビングに財布もあるため、美田園は「家出というよりは失踪という形なのでは?」と投げかける。「活動自粛期間中に夫婦間のトラブルが急増している」と脅された明彦は、真理子に叱れているやりとりや、美玖との恋人のようなやりとりがアプリに記録されているため「自分が疑われるのでは?」と頭を抱える。

その後、真理子が浮気調査をしていて、失踪した日に調査報告書が届いたこと、美玖の自宅住所がバレていること、さらには「疲れた。もうボロボロ。」という書き置きや、SNSの裏アカウントで愚痴をこぼすライブ配信まで行っていたことが発覚する。美田園は「ショックで家事に手がつかなくなり、家を出て行った」と推理し……という展開だった。

ネット上では、画期的な手法での撮影に「リモートだけで制作って、どんなかな? と思ったけど、ストーリーもしっかりしてて、いつもの『ミタゾノ』とほとんど変わりなく、見応えがあって、すごーく面白かった」「考えてみれば、みんな1人芝居してるんだもんな。凄いなあ。役者さんって」の声が。さらにラストのゾッとする展開に「ある種ホラーより怖いメロドラマでEND。いや~毎回ほんと面白いなあ」といったつぶやきがあった。

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