マツコ、『ガンダム』富野由悠季監督との“神回”トーク「神からいただいた命なんだから…」

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マツコ・デラックスが、毎回あてもなく気ままに夜の街を徘徊し、そこで出会った人々と交流をする『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系、毎週木曜24:15~ ※一部地域を除く)が3月26日に放送。今回は、昨年6月に放送されたアニメ『機動戦士ガンダム』の総監督・富野由悠季さんと対面したVTRの再編集版が放送された。

東京・上井草を訪れたマツコ。『ガンダム』を生み出すアニメーション製作会社サンライズの本社があるため、特別に見学させてもらうことになった。アニメーター・伊藤裕次さんやデザイナー・ことぶきつかささんの作業現場を見て回りトーク。作業していたイラストは、ロケの2か月半後に発売された森口博子のCDジャケット用に描かれたものだと紹介された。

近所に富野監督がいるということで、スタジオへ向かうことに。周囲のスタッフからは、厳しいことで知られる監督から怒られるのではないか……と危惧されていたものの、意外にもマツコを笑顔で迎え入れる。さらに「(作業場のある)3階まで階段大丈夫だったんですか? それが心配だったから」と場を和ませた。マツコが質実剛健なスタジオに感動したことを伝えると「スタジオは貧乏ですから」と謙遜。監督の血が流れていると例えた際には、自分はこの会社にとっての「老害です」と言い、スタッフから尊敬されていると思ったことはないと話した。

マツコは監督の作業現場(机)を見て「町工場の社長みたい。それがイイ」と評する。富野監督は、新企画を出す際は「いつも意地とプライド」とコメント。「せっかく生かされているんだったら、元気で死んでいきたいと思う」と持論を展開した。マツコは長らく現役でいられることは、普通はできないことだとし、富野監督がその切符を貰った人だと称賛。監督は「神からいただいた命なんだから、きちんと使って死にたいな」と照れ笑いを浮かべた。

インターネット上では、再編集版を見た視聴者から「マツコとか富野監督って物事の本質を理解してる雰囲気があるよね」「神回だ」「知らない事知るのもいいけど、好きなものをより深くみれるのも面白いよねー」といった声があがっていた。

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