マツコ・デラックスと有吉弘行が、視聴者から寄せられた「2人のお耳に入れておきたいこと」に対して、好き勝手にトークをしていく『マツコ&有吉 かりそめ天国』（テレビ朝日系、毎週金曜20:00～）が、3月6日に放送。昨今のシェアブームに一石を投じた。
「会社の飲み会で、自分専用の品を注文するのはアリかナシか」との投稿から、有吉が散歩番組やグルメ番組で感じる違和感を語る。以前、オムライスが出てきた際、女性タレントが「気を遣ったフリして『シェアしましょう』って言うんだけど『オレ、シェア嫌だから』って言うの」と回顧。こうした断りは「潔癖症だからだ」と思われがちだが、有吉は「視聴者の人に、このオムライスを美味しく食べている感じを見てもらいたいわけ」と胸中を吐露した。さらに、できたてのオムライスを真ん中から割って食べることこそが美味しそうに感じるとし「ドラマ『孤独のグルメ』見ていてもそうじゃん？」と例を出して笑いを誘った。また、番組内でシェアを見せる人は「いいように思われたい」とアピールをするあまり「美味しそうな食べ物を視聴者に伝えることを忘れている」と切り捨てた。
続けて、シェアして小皿に移したものは、美味しそうには見えないと一刀両断。そういった思いから「シェアが苦手」というスタンスでごまかしているという。中にはシェアして良い食べ物があり、番組で分け合って食べていると、SNSで「『シェア苦手なんじゃないんですか？ この女の子に気があるのかな？』……って、オレ、小学生か！」とツッコミ。
一方、マツコも区別なくすべての料理をシェアする人が中にはおり、食べたい人が食べたい量をとれば良いとコメント。有吉も同調し、少量のサラダをさらにシェアするシーンを回顧し「葉っぱ1枚（ほどの少なさ）……オレはうさぎか!?」と怒りをぶつけていた。
ネット上では、有吉のタレントとしての思考や行動について絶賛する声が多く「有吉、プロすぎる！ 尊敬しかない……」「シェアしない有吉さんの理由が意識高くて尊敬。仕事に対しての姿勢が本当勉強になる」「番組の効果を考える有吉さん」などの意見が多くあった。
