岡田結実の“おバカ”エピソードに井本彩花が衝撃!?『女子高生の無駄づかい』インタビュー

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岡田結実さんと井本彩花さんが出演する金曜ナイトドラマ『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系、毎週金曜23:15~)が1月24日からスタート。

個性派ぞろいの女子高生=JKたちが、女子高生活をただただ無駄に浪費する日常を描いた学園コメディ。原作は『コミックNewtype』で連載中の同名漫画で、2019年にアニメ化されて話題に。満を持してのドラマ化で、岡田さんは主人公の“バカ”こと田中望役、井本さんは人見知りのコミュ障女子“マジョ”こと久条翡翠役を演じます。

オンエアを前に、「オスカープロモーション晴れ着撮影会」(2019年12月)に出席した岡田さんと井本さんにインタビュー。本作の魅力や、プライベートの“おバカ”エピソードを語っていただきました。

――変顔、ガニ股、下ネタありの挑戦的な作品ですが、出演が決まった時のお気持ちは?

岡田:このドラマのプロデューサーさんには、去年『私のおじさん~WATAOJI~』でもお世話になっていて。「私に合わせて選んでくれたんだ」という愛を感じたので、その愛に応えたいなという気持ちでした。

井本:私はまず、「髪の毛、どうするんだろう」と思いました(笑)。初めは長くて途中で短く切るという設定だったので、どうなるのかと楽しみな気持ちが大きかったです。

――不安はなかった?

井本:不安もありましたが、こんなにキャラの濃い人たちが集まっている高校があったら、本当におもしろいだろうなって。それを実写化するのはすごいことだと思うので、原作ファンの方々の期待にも応えられるようにがんばりたいなと思いました。

岡田:私は漫画とアニメを見て、「懐かしい!」「わかる~!」と共感がすることが多くて。自分がバカ役をやるんだと気を引き締めるのと同時に、結構ぶっ壊れなきゃいけないなと覚悟しました。

――おふたりは事務所の先輩後輩ということで、共演は心強い?

岡田:そうですね。フレンドリーな方も多いんですけど、私は人見知りなので……冗談じゃなくて本当です(笑)。なので、何かあれば、いもっちゃん(井本さん)に助けてもらおうと思っています。

井本:いやいや、それは私のセリフですよ! いつも『オスカル!はなきんリサーチ』でお世話になっていますし、心強いです。

岡田:うふふ。後輩に頼ろうとしてる先輩だけどね!(笑)。

――実写ドラマということで、演じる上で意識することは?

岡田:原作ファンが本当に多いんですよね。もともとそれは知っていたけど、自分たちがやると発表した時に反響がすごくて。もちろん賛否両論あって、それは真摯に受け止めようと思っています。ただ、“ウザいだけのキャラ”とか“嫌われるキャラ”にはなりたくない。たとえば“ロリ”っていうあだ名の子に、「お前、よく小学生に間違われるだろ?」とか言うんですけど、普通に聞いたら「ハァッ?」と思っちゃうじゃないですか。そういうセリフの中で、バカの愛嬌をうまく出せるようにしたいなと思っています。

井本:私はオカルト好きでコミュ障の“マジョ”を演じるんですけど、アニメを見て研究したり、ネットなどでコミュ障の特徴を調べたりするところから始めました。原作やアニメにある「マジョ」という雰囲気を出しつつ、自分の個性も忘れずに出していこうと思っています。

――会話が中心の物語なので、“間”とかも難しいのかなと。

岡田:難しいんですよ。私はアニメのバカの雰囲気が大好きすぎて、それに引っ張られちゃって。本読みの時に、監督に「力まないで」って何回も言われました(笑)。すごく熱が入っちゃうので、もうちょっと気を抜いてフワッとクラゲみたいな感覚でやれたらいいなと思っています。

――撮影中、これだけは守ろうと思っていることは?

岡田:パンチラをしないこと(笑)。ティザーとかを撮っている時に「足閉じて! 足閉じて!」と言われて。役的に、足を開いても気にしないくらいの感覚でいこうと決めていたんですよ。でも、パンチラだけは気をつけようと思いました(笑)。

――どこまで攻めるか、ラインを見極めないといけないんですね。

岡田:プロデューサーさんや監督の様子をみていると「できるところまでやってみて、ダメだったら止めるから」みたいな(笑)。行くところまで、みんなで行こうっていう感じです。

井本:本当に撮影が楽しみですよね。

岡田:うん。楽しいのが一番だよね!

――この作品を通して、どんなところが成長できそうですか?

岡田:個人的に、コメディって一番難しいと思っているんです。“間”や、人を笑わせるのは本当に難しい部分だと思うので、その感覚が鍛えられたらいいなと思っています。

井本:私はマジョのような役が初めてなので、役の幅を大きく広げたいと思っています。

――バラエティ番組やモデル業でも活躍されていますが、女優業では心持ちが違う?

岡田:作り込まないと一番ボロが出るのが女優業なのかなと思っています。バラエティは瞬発力が大事だけど、芝居はみんなで作り込んで仕上げていく。もちろんバラエティも全力でやるんですけど、時間のかけ方が全然違いますね。でも、その作業がめっちゃ楽しいです。全部のお仕事が好きですけど、とくに女優は新しい自分に出会えるので、大好きですね。

井本:演じている自分が思う姿と、視聴者の見え方に違いがあるところが女優業の難しいところだと思います。視聴者の方々に共感していただけるような演技をして、評価されるようになりたいです。

――最後に、岡田さん演じる“バカ”にちなんで「自分、バカだなぁ」と思ったエピソードがあれば聞かせてください。

岡田:日々、バカなことをしているのでアレなんですけど……左右で違う靴下を履く時期があったんですよ。

井本:えっ!? どういうことですか?

岡田:「靴下って、なんで揃えて履かなきゃいけないんだろう」と思う時期があって、黄色とオレンジ、紫と黒みたいに左右バラバラの靴下を履くっていう。当時は学生だったので、3~4年前ですね。今になって、本当にバカだったなと思います(笑)。いもっちゃんはしっかりしてるから、おバカな話がなさそうだなぁ。“マジョ”っぽいエピソードはある?

井本:う~ん、友達からは「人の話、聞いてそうで聞いてないよね」ってよく言われます(笑)。

岡田:切ない! そしたら、なんて言うの!?

井本:「そうかな~?」って(笑)。

岡田:それすらも流しちゃうんだ! おもしろいなぁ。やっぱり私は、いもっちゃんに付いていこうと思います!(笑)。

(写真・文:勝浦阿津希)

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