『相棒18』杉下右京が、特殊詐欺グループと対決…悲しすぎるラストに「色々考えさせられるテーマだ」

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テレビ朝日の人気ドラマシリーズ『相棒season18』(テレビ朝日系、毎週水曜21:00~)が11月27日に放送。インターネット上では、悲しすぎる事件の顛末に考えさせられる視聴者が多くいた(以下、ネタバレが含まれます)。

ドラマ誕生20年目を迎えた本作。杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の特命係(人材の墓場)が数々の事件を解決していく。

警視庁刑事部捜査第一課刑事の伊丹憲一(川原和久)が婚活デートをしている現場に、杉下が遭遇した矢先「アポ電強盗が発生した」という連絡が入った。被害者は大井川君枝(山口美也子)。息子の大和が駅で男性とぶつかり、相手を殴ってしまったため、電話にて示談金を要求されたとのこと。相手が、大和のパーソナルな部分を知っていたことから信用してしまい、自宅金庫に2000万円あることを明かしてしまう。その直後、3人組の男が自宅に入って来て金を奪われたという。

大豪邸に住む大井川一家の情報は、大和の結婚相手を探すために彼女が参加していた「代理婚活パーティー」から流出したのではないかと推理した右京は、サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官・青木年男(浅利陽介)の写真を勝手に使い、代理婚活パーティーに潜入。君枝が唯一連絡先を交換したという阿久津貴子(松井紀美江)と津田保(河西健司)とコミュニケーションを取り、様子を探った。捜査の結果、阿久津は経営している会社が倒産寸前、津田の情報はすべてが偽だったことが分かった。

捜査の一環ということで、嫌々ながらも阿久津の娘と喫茶店で会った青木だったが、突如母に再婚相手が見つかったと阿久津の娘が退席。津田の娘に至っては、写真とまったくの別人が来て「婚活用に写真を修正した」と明かされ散々な結末を迎えてしまった。

後日、津田の娘だという写真の女性が実在したことが発覚。その娘は、保育士として働いていたが、5年前に亡くなっていた。女性が働いていた保育園を割り出した右京らは、津田の本名が秋山耕平ということを聞きだす。さらに、青木の前に現れた女性は、半グレグループのリーダーの女で、秋山が特殊詐欺のターゲット情報を流していたことも分かった。秋山へ接触した右京は、今すぐ任意同行をしてもかまわないとしながらも「あなたにこの事件を終わらせてほしいのですよ」と語りかける……。

ネット上では、秋山の暗い過去が明らかになるラストに「(河西健司の演技が)これでもかというほどの、悲しい気持ちがまっすぐに伝わってきた」「色々考えさせられるテーマだ…」「今週は見所多かった」といった声があった。

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