浜辺美波と安田顕『アリバイ崩し承ります』で共演!名探偵と警察キャリアの凸凹バディに

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浜辺美波が、2020年1月期の土曜ナイトドラマ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系、毎週土曜23:15~)で、テレビ朝日の連続ドラマ初主演を務めることがわかった。浜辺は、1回5000円で“アリバイ崩しを承る”好奇心旺盛な名探偵役で、警察キャリア役の安田顕とタッグを組む。

原作は、2013年に「本格ミステリ大賞」を受賞したトリックの名手・大山誠一郎の同名小説。今年の「2019本格ミステリ・ベスト10」で1位に輝き、本格派にも関わらず、気軽に謎解きを楽しめる“新感覚ミステリー”と呼び声の高い名作で、祖父の跡を継いで時計店を営む主人公が、“時計店で働く者こそ、時間にまつわるアリバイ崩しに適任”という信念で、時計修理と平行して事件の真相を解明する本格謎解きミステリーだ。

浜辺が演じるのは、この時計店の若き店主・美谷時乃。都心から遠く離れた街で祖父から受け継いだ時計店を切り盛りする好奇心旺盛な時乃は、時計修理の傍ら、1回5000円で時計や時間に関わる“アリバイ崩しを承る”隠れた名探偵で、刑事たちも苦戦するアリバイをあっさり崩すという役どことになる。

一方、安田が演じるのは、ひょんなことから時乃の営む時計店の裏にある母屋に下宿することになる、左遷されてきた警察キャリア・察時美幸。さんざん葛藤した挙げ句、こっそり捜査情報を流して時乃にアリバイ崩しを依頼、ブツブツ言いながらもいつの間にか常連と化すことになるキャラクター。

アリバイ崩しの名人・時乃と、プライドの高い警察キャリア・察時が、図らずしもバディとなり、事件を解決に導く本作。テレ朝ではドラマ『トリック』(2000年ほか)の仲間由紀恵阿部寛、『時効警察』(2006年ほか、現在『時効警察はじめました』が放送中)のオダギリジョー麻生久美子など、“男女のバディもの”のヒット作が続くが、新たな凸凹バディに期待がかかる。

さらに本作の脚本は、映画『帝一の國』(2017年)やドラマ『ROOKIES』(2008年)シリーズ、『トドメの接吻』(2018年)など人気作を多数手掛けるいずみ吉紘ら、監督は映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』(2019年)の河合勇人、『都市伝説の女』(2012、2013年・テレビ朝日)、『奪い愛、冬』(2017年・テレビ朝日)、『チーム・バチスタ』(2008年ほか・フジテレビ)シリーズを手掛けた星野和成が担当する。

浜辺と安田から届いたコメントを紹介する。

<浜辺美波(美谷時乃役)>
私はミステリーが好きで、普段から小説もよく読んでいます。だから今回この作品に出られて、本当にうれしいです。『アリバイ崩し承ります』の原作も、面白くて一気に読んじゃいました。短い話がいっぱい詰まっている本格派なのですが、ミステリー初心者の方でもサラッと読めると思います。

原作だと時乃はわりと静かな時計店の女の子というイメージなのですが、台本を読ませていただいたら、皆さんとの掛け合いにちょっと明るさや女の子らしさが追加されているように感じたので、ドラマでは“時計屋さんのかわいらしい看板娘”みたいなイメージでできたらいいなぁと思いました。

原作では、時乃がお店からほとんど出ないんです。なので、冬の撮影でも“寒くなくてよかった”とひそかに思っていたんですけれど、ありがたいことに少しアクティブにしていただいたので(笑)、寒さ対策は大変そうですが、楽しい作品になりそうです。

今回、安田顕さんと初めてご一緒させていただくことになりました。お会いする前は、お話が上手でユーモアがあって、ダンディーでかっこいいというイメージをもっていたんですけど、お会いした後も印象は変わりませんでした。初めてお会いした時にも、クスッと笑えることを連発してらっしゃって(笑)、とても楽しかったです。私きっと、セリフを言うときに間違っちゃうことや、寒くて呂律が回らなくなったりすることがあると思うんです。そんなときも、温かく見守っていただけたら……。そして、安田さんから寒さの中で上手にセリフを言うコツを教わりたいです。

2020年は、私が20歳になる節目の年です。そんな節目の年、最初のドラマがこの『アリバイ崩し承ります』なので、いいスタートを切れる作品になればいいなと思っています。個人的には、20歳になるまでは、たくさん両親に甘えて、お仕事でもやりたいことをやっていけたらいいなと思います。

土曜の夜に、私のような年代の方やご家族みんなで……幅広い年代の方に見ていただけるような、ちょっとクセになるお話になるといいなと思っています。楽しみにしていてください!

<安田顕(察時美幸役)>
今回、このドラマに出演させていただくにあたって、皆さんに毎週楽しみにしていただけるミステリードラマ、一緒に謎解きに参加してもらえるような、そんな作品になるといいなと思っております。

私の演じる察時美幸という人物は、警察の中でエリートだったがゆえに、非常にプライドが高い人間なんです。捜査という部分にあまり長けていない察時という男が、主人公の時乃さんと出会い、一緒に謎解きをしていく中で、どう変わっていくのか、それとも変わらないのか……。所轄の人たちとの関係性なども大切にしながら演じていけたらいいなと思います。

プライドは高いけれど、捜査やアリバイ崩しに長けていない、そういう察時の滑稽さも表現したいと思っているんですが、面白く演じようとすると、そこには必ず無理が生じるので、“自分でなんとかする”のではなく、脚本の流れに沿ったお芝居の中で、自然と面白い場面が出てきたらいいなと思います。

今回、浜辺さんと初めてご一緒させていただきます。ステキな役者さんですね。しかも、これからさらにステップアップされていく方だと思いますので、“今の”浜辺さんとドラマでバディという形でご一緒できるのは光栄なことです。今後、どんどん重なっていく浜辺さんのキャリアの中で“大切なもの”と思ってもらえるような作品になるように、一生懸命彼女についていきたいと思います。

現場でご一緒する際、集中している時は、事前に「集中してます」って言ってほしいです(笑)。私、安田顕……イニシャルが“KY”なんです。その名のとおり、空気が読めない時があります。よかれと思って話し掛けたら「やっべー、集中してた!」という状況も多々ありますので、そういうときは遠慮なく言ってください(笑)。

2020年も、一つひとつ今まで通り、お仕事をいただけることに感謝しながら、まずはこの『アリバイ崩し承ります』に臨ませていただきたいと思います。毎週楽しみに待っていただける、面白く見ていただける、そんなドラマになるように頑張りますので、応援のほど、そしてご視聴のほどよろしくお願いいたします。

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