田中圭&中村倫也、2020年最強の濃密タッグが実現!『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事(仮)』

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田中圭中村倫也が、2020年放送のドラマスペシャル『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事(仮)』(テレビ朝日系)で共演することがわかった。

第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞して作家デビューした社会派ミステリの新旗手・大門剛明の人気小説「不協和音」を、脚本・高橋泉、演出・大谷健太郎
で初ドラマ化。数々の事件が絡み合う極上ミステリと、複雑な人間模様が交錯する同作の主要人物に、田中と中村が命を吹き込む。

田中が演じるのは、愚直なまでに真っ直ぐな精神で真正面から事件と向き合う熱血刑事・川上祐介。そして、中村が演じるのは東大卒のエリート検事で、時に冷徹とも思える冷静沈着さで事件と向き合う唐沢真佐人。かつて不当な自白強要で冤罪を生み出した刑事の息子として、小学校でイジメの対象にまでなった2人は、父の死後に別々の家庭に引き取られ、新たな人生を歩む。そんな2人はやがて刑事と検事になり、ある事件の捜査で再会を果たすことに。それぞれの譲れない信念をぶつけ合いながら、難解を極める事件の真相を解明していく。

思わずワクワクする“炎の刑事VS氷の検事”という図式に加え、兄弟だからこその“遠慮のない衝突”、その奥底に潜む“切っても切れない絆と共鳴”――。そんな、どこかぎこちないけれど不思議と惹かれる響きを持った“不協和音”な2人を、田中と中村が“類まれなる芝居の協和音”を奏でながら体現する。映画『美人が婚活してみたら』(2019年)など、過去に共演歴はあるものの、ガッツリと直接芝居で絡むことはなかった彼らがなんと、今回は事あるごとに顔を突き合わせることに。時にぶつかり、時に深い絆を匂わせ、時にじゃれあいながら(!?)、濃密な芝居を交わし合う。

<あらすじ>
30歳を過ぎて月島東署刑事課に配属された新米刑事・川上祐介(田中)は、妻殺しの被疑者と目される病院経営者・城崎知也を取り調べることに。勾留期限が迫る中、一緒に取り調べを担当した警視庁捜査一課の警部補・小寺順平がついに自白を取るが、担当弁護士の宇都宮実桜は「大八木捜査法で自白させたのでは?」と、祐介に食ってかかる。実桜が口にした“大八木捜査法”とはほかでもない、刑事だった祐介の父・大八木宏邦を揶揄する言葉。実は祐介がまだ小学生だった頃、大八木は自白強要で冤罪を生んだ刑事として、世間から糾弾されることに……。しかも、大八木は真相を語ることなく、突然この世を去り、祐介は母方の祖母に引き取られて姓を変えていたのだった――。

やがて、城崎の事件は思わぬ転換期を迎える。担当検事が倒れた直後、城崎が起訴の決め手となる遺体遺棄現場を教えぬまま、黙秘に転じてしまったのだ。焦った祐介は必死に捜査を続行。だが努力もむなしく、城崎は不起訴になってしまう。しかも、その判断を下した後任検事の名前を聞いた祐介はがく然とする。検事の名は唐沢真佐人(中村)。なんと祐介の父が亡くなった後、高等検察庁の元検事長・唐沢洋太郎の養子となり、生き別れになってしまった弟だった!

祐介はすぐさま真佐人のもとへ押しかけ、なぜ城崎を不起訴にしたのか追及する。だが、真佐人は弁解録取書を読んで取り調べに問題があると判断した、と冷たく一蹴。結局、“21年ぶりの再会”は物別れに終わる最悪なものになってしまう。

しかし、真佐人には考えがあった。水面下で動いていた真佐人はやがて、城崎の事件に新たな一石を投じることに。そんな中、祐介は連続ボヤ事件との関連が疑われる、大企業の倉庫放火事件を捜査。社長・丸山与四郎の圧力を受けて、警察上層部も捜査に本腰を入れたことで、祐介と真佐人は再び同じ事件に向き合うことになる。真逆ともいえるやり方を貫き、時に対立しながらも、共に調べを進めていく祐介と真佐人。だが、事件の全貌は容易にあぶり出すことができないほど複雑で……!?

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