米倉涼子、低随液圧症候群を患っていた…「私、失敗しないので」の元ネタも明らかに『ドクターX』

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米倉涼子が主演を務める木曜ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系、10月17日スタート、毎週木曜21:00~)の制作発表記者会見が7日、テレビ朝日本社で行われた。会見には米倉をはじめ、ユースケ・サンタマリア内田有紀勝村政信鈴木浩介武田真治清水ミチコ藤森慎吾今田美桜戸塚純貴河北麻友子川瀬莉子岸部一徳遠藤憲一市村正親西田敏行らメインキャストが集結。脚本の中園ミホも登壇した。

「私、失敗しないので」でおなじみの天才フリーランス外科医・大門未知子(米倉)を主人公とした、人気ドラマの第6シリーズ。未曾有の財政難に陥った「東帝大学病院」を舞台に、市村演じる“今世紀最大のコストカッター”や、AI医療を駆使する次世代型の医師たちが未知子の前に立ちはだかる。

記者席後方から、圧倒的なオーラを放って登場した米倉は「久しぶりなので緊張します」と挨拶すると、ドラマ撮影前に自身が低随液圧症候群を患っていたことを告白。「今は元気なんで」と前置きしつつ、「まっすぐ歩けなくなったり、やる気がなくなったり」と、2週間の安静生活を送っていたことを打ち明けた。

本シリーズの監修担当である脳外科医から、アドバイスや処置を受けたといい「この場をお借りして御礼を言いたい」と感謝。さらに「患者の心に寄り添う医療は大事だと思うけれど、適格かつ俊敏な意見も大門未知子には備わっているはず。さらに腕がある。そういう先生は求められているんだと改めて感じた」としみじみ話した。

記者から“これだけは失敗しないこと”を聞かれたユースケは「仕事選びですね。だから今、ここにいます」とニンマリ。武田は「47歳という年齢になって、撮影の時に自撮りしても怒られなくなった」と話し、その場で自撮りを披露。登壇者全員をカメラに収め、「失敗しないんです」とコメントするも、MCからの称賛には「あんまり褒めないでください。バカみたいになっちゃうんで」とおどけて笑わせた。

一方、「差し入れは失敗したくない」というのは藤森。「いろんな女性にプレゼントを差し上げてきましたので。つい先日も、米倉さんに大変喜んでいただけました」と自信の表情。だが、米倉から「最初の差し入れ覚えてますか?」と詰め寄られると、「最初だけは大失敗しました」と白状。夜の22時にドーナツを差し入れたといい「タイミングと物が大事と勉強した。2回目以降は、最後まで外さずにがんばっていきたい」と意気込んだ。

続けて“前作から変わった点”を聞かれた遠藤は、米倉の冒頭挨拶を振り返り、「こういう時の挨拶で、しっちゃかめっちゃかになるのが涼子ちゃん。あんなにしっとりちゃんと話せるんだと思って」と感心すると、米倉は手を叩いて大爆笑。「理路整然と話している姿っていうのが、一番変わったんじゃないかな」と語り、ついでとばかりに「俺の役の変わったところは、すんごい薄っぺらい人間になっちゃいました。見ればわかります」と予告。勝村は「遠藤さん(の役)が薄っぺらくなったので、僕(の役)は地位が上がりました。でも、中身は薄っぺらいです」と冗談交じりに話すなど、雰囲気の良さをにじませた。

会見の最後には、中園によって未知子の名ぜりふ「私、失敗しないので」が、ロンドン五輪・柔道金メダリストの松本薫がきっかけで誕生したと明かされた。松本が試合後のインタビューで口にした「私、ミスはしないので」という言葉に痺れたといい、「そこから大門未知子が有機体になったように動き出してくれた。あの時、松本さんが金メダルを取っていなかったら、全然違うキャラクターになっていたかも」と感慨深げに語った。

ここで、松本が大きな花束を持って登場し、米倉に贈呈。松本は「中園先生、お会いしたことありますよね?」と話すも、中園から初対面であると伝えられると「あ、夢か」とポツリ。笑いに包まれる中、松本は米倉に対し「(未知子を)勝手に自分と重ねていたので、今日お会いできて嬉しいです」とにっこり。米倉も「“野獣”から“アイスクリーム屋さん”っていうギャップが萌えますよね。私、アイスクリームが食べたくて」と語り、穏やかにほほ笑み合っていた。

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