田中圭『おっさんずラブ』続編に意欲!「みなさんが大切に、いい感じで育ててくれると嬉しいな」

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劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』初日舞台挨拶が8月23日、都内で行われ、田中圭林遣都内田理央金子大地伊藤修子児嶋一哉沢村一樹志尊淳眞島秀和大塚寧々吉田鋼太郎瑠東東一郎監督が登壇した。

田中演じるモテない独身ダメ男・春田創一(通称:はるたん)と、頼れる理想の上司・黒澤武蔵(吉田)、イケメンでドSな後輩・牧凌太(林)の三角関係を描いたラブコメディ。2018年4月クール(テレビ朝日系)で放送されると、“はるたん”を巡って繰り広げられるおっさん同士の恋模様にハマる人が続出し、社会現象に。ドラマの続編となる劇場版では、狸穴迅(沢村)、山田正義(志尊)を加えた五角関係が描かれる。

「はるた~ん!」「部長~!」といった歓声を浴びながら登場したキャスト陣。吉田が「ヒロイン・黒澤武蔵を演じました、大島です」とボケると、児嶋が「吉田だよ」とツッコむなど、さっそく仲良しムード全開。内田は「愛か死か(LOVE or DEAD)……愛を取りましょう!」と元気いっぱいに挨拶し、栗林歌麻呂(通称:マロ)を演じる金子と、蝶子役の大塚は互いに「ありがとう」とほほえみ合うなど、集結したOL民を盛り上げた。

改めて田中は「今日の日を迎えられたのは、『おっさんずラブ』を愛してくれたみなさんがいらっしゃったから」とファンへの感謝を述べ、恩返しの気持ちで撮影に挑んだと回顧。「誇りを持ってみなさんにお返しします。今日で映画が僕らの手から離れるので、みなさんが大切に、いい感じで育ててくれると嬉しいな……結局のところは、感謝しかないっていうのが言いたいだけ」と、作品への愛を滲ませた。

ここで「ラブが、とまらない」という本作のキャッチコピーにちなみ、それぞれ“とまらない”ものをフリップで発表。伊藤が「香港映画熱がとまらない」と明かしたところで、田中が「みんな、気づいているんですかね?(伊藤)修子さんが香港のシーンにいたの。実は春田の後ろにいるんですよ」とぶっちゃけると、会場からは「え~!?」とどよめきが。伊藤は、プライベートで香港に映画を観に行った際にエキストラ出演することになったと明かし、「お団子屋に注目して観て」と呼びかけた。

また金子が「眞島愛がとまらない」と語ると、客席からは割れんばかりの拍手と歓喜の声。眞島が「ソフトクリームがとまらない」と掲げると、「(お店に)連れて行ってください」とニコニコの金子。眞島は「わかった、連れて行く」と快諾し、会場を沸かせた。そんな中、内田がゲーセンでの「ゾンビ倒しがとまらない」と告白すると、キャストたちはだんまり。しびれを切らした林が「今度、一緒にや、や、やろう」と力なく切り出すも、「行きます!?」とノリノリの内田に圧倒され、「やっぱ、いいや」とすぐさま前言撤回。これには田中も「なんだよ!」と大爆笑だった。

その後も志尊の「お馬ラブがとまらない」など珍回答が続く中、林は「非常に出しにくい」と前置きしつつ、「感謝がとまらない」と回答。「ファンのみなさまあっての作品。『おっさんずラブ』に携わった一年間で僕自身も変化がありましたし、自分を多くの人に知っていただいたという実感もある。ご褒美のような経験で、感謝してもしきれない」と語った。

続く吉田は「田中圭がとまらない」と書いたフリップを高々と掲げ、単発ドラマから連ドラ化、映画化という流れについて「夢のような段階を踏んでいる」と話し、「その中心に田中圭がいる」と。「田中圭が、全国民から愛された“寅さん”の代わりになってくれるんじゃないかと本当に思っているんです。寅さんは毎回誰かにフラれるけど、逆に圭はいろんな人から好きになられるっていう。一話、二話、三話……と、圭がずっと演じていってくれたらいいな。そして、僕もずっと出してほしい」とおどけて笑わせた。

最後に田中は「おっさんずラブがとまらない」と力強く宣言。「今日で、オフィシャルでこのメンバーに会えるのは最後。『おっさんずラブ』が大切な仲間を与えてくれた」と感慨深げ。さらに、「『おっさんずラブ』の世界に出会えてよかったと思ってくれている方がたくさんいることも僕は知っていますし、そういう方にとって、この作品が元気になるとっかかりになってもらえれば。『おっさんずラブ』がとまらないのだとしたら、どこまでも行けばいいなと思っている」と続編に意欲をみせ、“OL愛”に満ちた舞台挨拶を締めくくった。

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