7月12日より、今回で18回目を迎える水泳の世界選手権『世界水泳 韓国・光州2019』(テレビ朝日系、BS朝日、CSテレ朝チャンネル2)が開幕する。競泳日本代表選手壮行会が、11日に都内で行われ、瀬戸大也、入江陵介、渡辺一平、中村克、松元克央、水沼尚輝、 小関也朱篤、塩浦慎理、江原騎士、砂間敬太、難波暉、小日向一輝、高橋航太郎、大橋悠依、五十嵐千尋、大本里佳、青木玲緒樹、酒井夏海、白井璃緒、青木智美、長谷川涼香、池本凪沙、佐藤綾、牧野紘子の全24選手と平井伯昌監督が出席。これに競泳キャスターの寺川綾とメインキャスターの松岡修造が加わってイベントを盛り上げた。
「世界水泳」とは、競泳、アーティスティックスイミング、飛込、ハイダイビング、水球、オープンウォータースイミングの全6種目の競技が行われ、世界180以上の国と地域から2500名以上のアスリートが参加する大きな大会。
松岡はイベントが始まる前から客席に現れ、マイクを手にスピーチ。前夜にウィンブルドン選手権の男子シングルス準々決勝で錦織圭がロジャー・フェデラーに逆転負けをしたばかりだったが、これをぼやき、「睡眠不足。昨日、錦織圭ですよ……。見た人います?(静まり返った会場に)おい、本気出せよ(応えろよ)!」と喝を入れる。「でも昨日の試合、負けたので、今日は『ultra soul』(世界水泳テーマ曲)に集中できます」とため息混じり!? 「残念だったな……。1セットとったのに。あのフェデラーからだよ。でもやっぱり強いね。その後は一気に王者の戦いだったよ」と試合を振り返っていた。
その後、選手が登場すると、松岡は元気いっぱいに直撃レポート。瀬戸が「すごくわくわくします。自分自身は金メダルを目指して頑張りたい。良いパフォーマンスをすることだけ考えてやりたい。やることをやれば結果はついてくると思うので」と意気込みを述べると、渡辺も「日本水泳界のヒーローになりたい」と述べ、「結果でチームを引っ張っていけるように頑張ります。勝つことが一番大事。仲間であった池江(璃花子)が今回代表に入れていませんし、僕が日本の水泳界を盛り上げていけるように頑張ります」とコメント。
入江は6回目の出場だが、「僕自身、こんなに続けられると思わなかった。個人のメダルから遠ざかっているので、復活のメダリストを目指したいです」と述べ、「みんな明るくていい雰囲気だし、今回の世界水泳はすごくいい結果が残せるんじゃないですか」とチームに期待を寄せる。「20代最後の夏なのでやり残さないようにしたい。来年30の年齢でのオリンピックになるんです。そこへのステップになるような夏にしたいです」と話した。
女子の大橋も「精神面の弱さで苦労することが多かった。今回は強いハートをもってリベンジしたい。とにかく自分のレースをしないと勝てない。周りのことは考えず自分のレースをしたいですチームとしては全員決勝進出が目標。チーム一丸となって頑張ります」と意気込み。一方、大本は今回最大7種目に出場の可能性があるといい、「結構不安はあるんですけど、初日から個人メドレーがあるし、チームのためにも一つひとつ課題をもって頑張っていきたい」と話していた。