沢口靖子、榊マリコはともに成長してきた存在『科捜研の女』SNS施策にも意欲

公開: 更新:

沢口靖子さんが主演する人気シリーズ『テレビ朝日開局60周年記念 木曜ミステリー 科捜研の女』(テレビ朝日系、毎週木曜20:00~)が4月18日にスタート。この度、シリーズ20周年を迎えるタイミングで、満を持して公式Twitterアカウント「科捜研の女(をみる女)」が初開設されました。

同番組は、沢口さんが演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、各々の専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描き、“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうミステリー。

今回、「科捜研の女(をみる女)」の目玉企画として、沢口さんによるオリジナル動画が毎週木曜に配信されることに。題して、“沢口サーズデー”。極秘に行われた撮影現場に、テレビドガッチ記者が潜入してきました!

スタジオには、きりっと白衣に身を包んだ沢口さんがスタンバイ。本番では、落ち着いた口調で、撮影に挑まれていました。

現場のスタッフに話を聞いてみると、「沢口さんは、事前に絵コンテを読み込んで、しっかりイメージを作ってきてくださいました。英語の発音・サーズデー(木曜日)も完璧ですね」と感激の様子。真摯に取り組む姿勢に、メロメロになっていました。

今回沢口さんがチャレンジした内容は、“自撮り”挨拶動画や、画像加工アプリを使った衝撃動画など、『科捜研』ファンにはたまらないバラエティに富んだラインナップ。撮影を終えた沢口さんにお話を伺いました。

――榊マリコという役を20年演じてきていかがですか?

マリコがもつ精神や諦めない気持ちは、私自身も影響を受けています。諦めなければ、例えそこで止まっている時間があったとしても、後退はしません。少しでも1歩前に進んでいきたいというマリコの思いを受け取っています。

――沢口さんにとってマリコはどんな存在ですか?

事件が起きるたびに、ともに鍛えられ、ともに成長してきた存在です。もう分身かな?

――そして、今回新しい試みが!「科捜研の女(をみる女)」に向けてオリジナル動画を撮影した感想は?

初めてのチャレンジでしたので、撮影では意外と汗をかいてしまいました。でも、スタッフの方から「とても面白い仕上がりになっている」という言葉をいただき、ホッとしています。マリコが真摯に語りかけるところなど、ツッコミどころが満載だと思います。

――本格的に『科捜研の女』がSNSを使うことについては?

普段は“科学の最先端”を扱っている『科捜研の女』が、今回“SNSの最先端”にチャレンジします。実は最近、小中学生からファンレターをいただくなど、若いファンの方が増えているなという実感がありました。だからこそ若い世代に身近なSNSを通して、みなさんにマリコの真面目なキャラクターをクスッと笑っていただき、『科捜研の女』という作品をもっと身近に感じていただきたい……そんな思いから、この企画に取り組みました。

――今回の試みで楽しかった点、大変だった点は?

初めて画像加工アプリを体験させていただきましたが、私の顔がアニメのキャラクターのようになるのが、とても面白かったです。反対に、苦労したのは「サーズデー」の発音です。アプリで発音を聞くなど、“自主練”もしました(笑)。今年はぜひ、「サーズデー」という言葉を流行らせたいですね! この動画をお友だちとシェアしたり、マネしたり……。ぜひ一日一回はみなさんに「サーズデー」と口にしていただき、毎週の配信を楽しみにしていただけたらうれしいです。

――途中、監督とも会話をされているようでしたが?

「どういう気持ちでやりましょうか?」と、気持ちの確認をして挑みました。長めのカットや台詞もありましたので、言葉を自分に馴染ませてセリフを言うように気を付けました。

――最後に、1年間のロングラン放送となりますがこれに向けての思いを教えてください。

2月に行われたドラマセミナーで、脚本家の戸山田雅司さんや櫻井武晴さんとお話する機会がありまして。戸山田さんは、「通年放送となると脚本を書くのも大変なのでは?」という質問に対して「これまでの放送は秋から冬にかけてでしたが、今回は春から夏にかけてのトリックが仕掛けられますからファイトがわきます!」とおっしゃっていて……。マリコのポジティブ精神はこの方から生まれているんだな、と確信しました。また、櫻井さんは、「科学は毎日進化していて、世界では毎日科学の論文が発表されているので、ネタは沢山あります。毎回新しい科学捜査のネタを取り入れたいですね」とおっしゃっていたので、マリコの科学への情熱はこうして生まれているんだな、と思いました。このように、脚本家の方たちの思いやお力があって、この作品が続いていることを実感できたので、それに応えたいと思います。

PICK UP