風吹ジュン、がん闘病の八千草薫の代役に意気込み「倉本さんをイライラさせないよう頑張ります」

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4月よりテレビ朝日開局60周年記念作品として放送される倉本聰脚本の帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)~道』の記者会見が13日、都内で行われ、倉本のほか、風吹ジュン清野菜名橋爪功風間俊介石坂浩二浅丘ルリ子いしだあゆみ板谷由夏大空眞弓丘みつ子加賀まりこ上條恒彦草刈民代笹野高史ジェリー藤尾名高達男藤竜也松原智恵子水野久美ミッキー・カーチス山本圭が登壇した。

2017年4月から9月に放送され、「東京ドラマアウォード2017」の脚本賞や「ギャラクシー賞9月度月間賞」に輝いた帯ドラマ劇場『やすらぎの郷』の続編。今作では『やすらぎの郷』の主人公・菊村栄(石坂)が執筆するシナリオ『道』が新たに映像化されていく、という壮大な物語が展開する。ドラマ『道』では、山梨県のとある山間の村を舞台に昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯が描かれる。

前半の物語を引っ張る清野扮するヒロイン、浅井しのの晩年は当初、八千草薫が演じる予定だったが、がんの闘病のため降板。倉本は冒頭、八千草からこの日の朝電話をもらったといい、「(会見に)行けなくて申し訳ないです。みなさんにくれぐれもよろしくお伝え下さい」と話していたことを紹介。病状についても「悪い状態が出ているということではないそうです。『これだったらもう少しできた』と言うくらいの状態だそうです。(報道の方は)そっとしておいてあげてください」と説明して、八千草を気遣った。

八千草の代役を務める風吹は、「今年は70代を念頭に、高い山に登る計画を立てていたんですけど、突然、それより大きな山が現れて……。大役ですが、せめて八千草さんに楽しんでいただけるようなしのでありたいです。倉本さんをイライラさせないよう頑張ります」と意気込みを述べた。

風間はしのの夫となる根来公平の青年期を演じるが、「台本を読んだ時に素晴らしい作品に出演させてもらえるなって。僕の人生の中で大きな存在になる作品に参加させていただけることをひしひしと感じております」と緊張気味にコメント。作品の題材に絡め、自身の原風景を紹介する一幕もあったが、「23年前にジャニーズのオーディションを受けさせてもらったんですけど、その会場となった事務所の1リハでの風景が僕の原風景」と紹介。「あそこで人生が変わった。あの原風景から今に至ると感じています」としみじみ話していた。

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