有吉弘行、出川哲朗=大スターの風潮に「みんな本質のエビの味を知らない」と嘆き節

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マツコ・デラックス有吉弘行が、視聴者から寄せられた「2人のお耳に入れておきたいこと」に対して、好き勝手にトークをしていく『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系、毎週水曜23:20~ ※一部地域を除く)。1月30日の放送では、最近の出川哲朗の活躍について2人が見解を示した。

38歳の会社員より番組宛てに「最近出川さんが『紅白歌合戦』の審査員を務めたり、CMにも何本も出演したり、大スターになってしまった。お笑いファンからすれば、遠くにいったようで寂しい」との投稿が。これを聞いた有吉は「大スターなわけないでしょ」とバッサリ。「出川と上島(竜兵)ですよ?」と2大リアクション芸人の名を出し「いいかげんにしろ」と投稿者と世間の風潮にツッコミを入れた。

マツコも、ネガティブなイメージのある「抱かれたくない男」などで殿堂入りするほど「嫌われ芸人のトップ」を走ってきた出川に対し「ある意味ずっと大スターだった」と称賛。有吉は「今は天ぷら状態だから。衣ばっかりついてみんな本質のエビの味を知らない」と嘆き、紅白の審査員席に座るのが彼の魅力ではなく、本来はリアクション芸であると力説した。さらに、出川の頭を蹴ると「かわいそう!」と声が上がるが「出川さんは頭を蹴ってほしいんだよ!」と怒りを露わにした。

近年、お笑い芸人が体を張ることに対し「イジメ」だと感じてしまう人も多いが、リアクションやドッキリは「(芸人にとっては)ご褒美」だと有吉。共演した狩野英孝が落とし穴に落ちるのをみて番組内で笑っていると「お前も落ちろ」と視聴者は言うのだが、有吉は「(本当は自分も)落ちてぇんだよ!」と本音を吐露。この場合、狩野の方が「おいしい」と語った。

最近、マツコも目の前で巨大扇風機を向けられるドッキリを仕掛けられたそうで「ああいうのは定期的にきてほしい」とコメント。「やってほしい」という演者と「かわいそう」だと思う視聴者では考え方のギャップがあることを示した。

また、出川のポジションは野球でいう4番バッターであり、自分たちはコツコツ送る2番だと例える。有吉は「お笑い界は泥にまみれてこそ4番」と言い、投稿者へ対しては、出川はスターでも何でもなく「いつでもあなたの隣にいますよ」と諭していた。

番組ではほかに、オカリナおかずクラブ)が、ヴィレッジ・ヴァンガード、フランフラン、大丸東京店の店内で福袋をバンバン開けていく企画も放送された。

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