左から松山ケンイチ、岡田准一、寺尾聰

松山ケンイチ寺尾聰が、今年放送されるV6岡田准一が主演のテレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』に出演することが分かった。松山は、岡田演じる財前五郎の同期であり、ライバルでもある浪速大学医学部第一内科・准教授の里見脩二、寺尾は財前の師であり、浪速大学医学部第一外科・教授の東貞蔵を演じる。

1965年に新潮社より刊行された、作家・山崎豊子の同名長編小説が原作。大阪の大学病院を舞台に、医療ドラマの枠を超えて人間の本性に迫った同作は、山崎の作品の中でも“傑作”と呼び声が高く、発行部数はシリーズ累計600万部を突破。刊行から50年経った今でも、多くの人に愛され続けられている。

松山が演じる里見は、教授の座を射止めるため野心を燃やす財前とは対極に、出世には関心がなく、患者を診ることと自身の研究だけに心血を注ぐ医師。初の山崎作品に挑む松山は、『白い巨塔』という作品について「大学病院を舞台にした物語ではありますが、そこにいる人間の“それぞれの生き方”がぶつかっていく物語なのかなとも思いました。大学病院を通して人間という生き物を観察しているような感覚です」と表現。自身が演じる里見についても「医者の良心のようなキャラクター。大学病院が考えがちな、“医者と患者の上下関係”とは少し抜け出したところから患者を見ている人」と分析している。

初共演の岡田は「とてもパワフルな演技をされる方」と印象を語り、「“岡田さんがこう来るなら、僕もこうしよう”というふうに組み立てられていったので、より対比がある2人になっているのではないかと思います」と手ごたえをみせている。

また、寺尾演じる東は定年退官を前に、直属の弟子である財前を自分の後継者として教授に推そうとするが、財前の教授戦を見据えたパフォーマンスを目の当たりにして、財前ではない別の候補を立てることを決意し、やがて財前と対立を深めていく。今作は「岡田くんが財前を、松山くんが里見を演じるということが一番の出演の決め手だった」と話す寺尾。「日本のテレビ・映画界の中心になっているこの2人が、一体どうぶつかり合うのか……、そしてこの2人の間に自分がどういられるのか楽しみでした」とコメントを寄せた。

そして岡田は「物語の後半になるにつれて、財前が追い込まれていくので、撮影も苦しくなることが多くなりました。セリフを覚えたはずなのに、財前が不安だから自分も不安になって、芝居に自信がなくなってくるということもあり、終盤は戦いの連続でした。これまでに財前を演じられてきた歴代の方々も苦しまれたんじゃないでしょうか。僕も最後まで悩みつつ、皆さんに喜んでいただけるようなお芝居ができたらと思っています」と心境を吐露。続けて「原作と過去の作品をリスペクトしながらも全く別のものを作っている感覚があるので、皆さんにはまた新しい現代の『白い巨塔』を楽しんでもらえると思います。期待していただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

<第1夜あらすじ>
腹腔鏡手術のスペシャリストとして医学界に名を馳せる、浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎。逞しい体と精悍な顔つきに加え気さくな人柄は、付属大学の学生や医局員たちに慕われ、浪速大学のスター准教授として君臨していた。ある夜、浪速大学・滝村名誉教授の喜寿を祝うパーティの最中、“スペ患”である近畿新聞会長・山田音市の容態が急変。膵癌を患う山田は、執刀医に財前を指名する。本来、山田は第一外科・東貞蔵教授の“スペ患”。上司である東を差し置いて自分が執刀するわけには……と躊躇いを見せる財前だったが、心の中では期せずして舞い込んだチャンスにほくそ笑んでいた。

手術は無事成功し、財前には山田から高級ワインと数百万の現金が贈られる。財前によって自分の“スペ患”が救われたことに、表面上では平静を装いながらも、東はその事実を苦々しく受け止めているのだった……。

そんな中、浪速大学医学部では東の退官に伴う教授選挙が近づいていた。「君を次期教授に推薦しようと思う」――そう、恩着せがましく財前に囁く東だったが、その実、腹の内では財前ではない人物を、と考え始めていた。

その矢先、同期である第一内科・准教授の里見脩二から胃癌再発患者のカルテを見せられる。財前の診断では、原発巣は胃ではなく膵臓。再発は誤診断である、と指摘するが、その診断を下したのが、浪速大学医学部長の鵜飼裕次だとわかった途端、翻意する! 教授選に備え、上層部に楯突くようなことは避けようとする財前を非難する里見だったが……?

やがて、東が財前以外の人物を教授選候補に擁立することが判明。財前は、義父である財前又一の財力と政治力を最大限に活かし、浪速大学医学部第一外科教授という悲願に向けてさまざまな工作を開始する。欲望が渦巻く教授選は、思いもよらぬ展開へ……。そしてその後も、過酷な運命が財前を翻弄していくことになる!

2018年12月に放送された“日テレの朝ドラ”『生田家の朝』(日本テレビ系)が、10月1日から再び放送されるが、このほど脚本を担当するバカリズムと企画・プロデュース・主題歌を担当する福山雅治が、「生田家」を電撃訪問した。

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