フランスで黒澤明や宮崎駿と並ぶ知名度を誇る“激レアさん”は究極の不幸体質!

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1月7日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:20~)は、公務員を目指していたものの、究極のYESマンで不幸体質だったばかりに、なぜかフランスで世界的パフォーマーになった男性が登場した。

今回“激レアさん”として登場したイシトビさんは、現在、男女音楽ユニット「レ・ロマネスク」のTOBIとして活動中。貴族のような格好をし、フランスを皮肉った歌で人気を博しており、現地では黒澤明さんや宮崎駿さんと並ぶ知名度を誇るという。

イシトビさんは、幼い頃から極貧生活を強いられており、生活が安定する公務員を目指していた。慶応義塾大学まで進学したが、アルバイトをしていた会社の社長から誘いがあったことで、断ることができず就職する。いざ働きだすと、なんと社長が夜逃げ。とりあえず自宅に帰ると、その日に大家からアパートを墓地にすると強制退去告知をされてしまう。この状況にゲストの柳楽優弥も「こんなことあるんですね」と驚く。

その後も、様々な企業やお店に就職するが、再開発や買収などで、働いた会社が次々と倒産や閉店に追い込まれる。そんな状況の中、芸人・イワツキさんから「お笑いライブに出てほしい」と誘いを受けたイシトビさん。NOとは言えない性格のため、音楽制作をしている知り合いに曲を提供してもらい、自ら作詞。さらに金髪・貴族の格好で歌を披露した。これが大成功し、就職活動がままならないほど、結婚式やイベント出演のオファーを受けるようになる。

もともとは公務員を目指していたため、この状況に嫌気がさしたイシトビさんは、リセットするためにフランスへ移住。イチから出直すことに。しかし、ここでも不幸体質は変わらず、電車でカツアゲされたり、銀行強盗に出くわしたり、目の前で銃撃戦が繰り広げられるなど、様々な体験をしたと回顧した。

フランスでイシトビさんは、三行広告を打ち込むアルバイトをしていたのだが、そこで「ステージで歌ってくれる人」を募集したクライアントから「全然応募が来ない」「あなたが歌って」と激怒される。

現地で知り合った今の相方で、当時は学生のMIYAを誘い2人はステージに。日本でも大ウケだった貴族の衣装と歌をフランス語に訳して披露した。その後、衣装のスパンコールが床に落ちてしまったため、貴族の格好のまま掃除をしていると、なぜか観客からスタンディングオベーションを受けた。この理由についてイシトビさんは「(フランス人は)民衆が貴族を風刺するのが好きなので、日本人が貴族文化を皮肉ったと見られた」と説明した。

ここから、ライブオファーが殺到し、スーザン・ボイルなどを輩出したフランス版の素人発掘番組にも出演。いつも通り、パフォーマンスをしたのだが、大ブーイングを受けてしまう。じつは、彼らの前に6歳の象使いの少年が出場しており観客は涙していた。その落差についていけなかったためなのだが、これが逆に話題を呼び、番組公式YouTubeチャンネルで動画がアップされるとフランスで再生回数1位に。こうしてイシトビさんは有名なパフォーマーとなった。

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