野村周平、15歳の役に「まだイケるな」と自画自賛!『僕キミ』クランクイン

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2019年1月19日にスタートする、野村周平が主演のドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系、毎週土曜23:15~)がこのほどクランクイン。野村をはじめ、ヒロインの桜井日奈子宮沢氷魚佐藤寛太が、撮影初日の感想と今後の意気込みを語った。

同ドラマは、累計発行部数800万部を超える青木琴美の同名コミックを原作とした純愛ストーリー。野村は、重い心臓病で「20歳まで生きられない」と宣告されてしまった主人公の垣野内逞(かきのうち・たくま)を演じる。桜井は逞の幼馴染みの種田繭(たねだ・まゆ)、宮沢と佐藤は逞と繭の運命に大きく関わる鈴谷兄弟を演じる。

クランクインで撮影されたのは、1話で描かれる逞たちの高校の入学式シーン。逞が席についた隣には律(佐藤)がおり、2人はぎこちなく挨拶。一方、壇上では律の兄で生徒会長の昂(宮沢)が在校生代表の挨拶で女子生徒たちからの大歓声を集めている。そんな中、新入生代表の挨拶で壇に上がったのは、逞の幼なじみの繭。繭と別の高校に進学したと思っていた逞が驚きを隠せないでいると、繭は逞を指さしながら「この私から逃げようなんて百万年早いのよ!」と大声で告げる……という場面。

撮影は、昂が女子生徒たちに向かって「悩んだとき、この言葉をつぶやいて欲しい……『ラブ、昂サマ』」と語りかけるカットからスタート。昂のキザでド派手なキャラクターを一瞬で印象付ける重要なシーンだが、宮沢は低音ボイスの良く通る声で魅力的に昂サマを熱演。エキストラの女の子たちからも、ものすごい勢いで「きゃー!」と声が上がるほど。

続いて、繭の新入生代表の挨拶シーンを撮影。大勢の人々が見つめる中で逞に向かって“絶対に離れない宣言”を行う繭を演じる桜井は、最初から大声で堂々とした演技を。その場の空気感に耐えられなくなった逞が体育館から逃げだすカットでは、野村が桜井の言葉が全て言い終わる前に駆け出し、桜井が思わず「……って、こら~!」と、ノリツッコミが飛び出すほど、すでに掛け合いのタイミングがバッチリの2人。

ほかにも野村のコメントに3人が大笑いしたり、野村と佐藤が「どっちがムードメーカーか?」という議題で小競り合いを繰り広げたりと、現場は常に和気あいあいの雰囲気だという。すっかり打ち解けた様子の4人から到着したコメントを以下に紹介する。

<野村周平(垣野内逞役)コメント>
僕は今25歳なんですけど、25歳で15歳の役ができるのかな? と最初は不安でした。でも今日、画面で写りを確認してみて「あ、まだイケるな」と(笑)。痩せる努力もして良かったなと思いました。久しぶりに食べたドーナツがとてもおいしかったです(笑)。
心臓病を抱えているという設定もあるので、身体の管理は後半になればなるほど計算して行わなければいけないと思っています。この作品はただのキラキラした物語ではないので、そういう部分も踏まえてきちんと逆算して調整していきたいです。
キャストのみんなとはクランクイン前にリハーサルをしまして、そこで監督がみんなとの仲を深めるためにゲームをやってくださって。そこで和気あいあいとなったので、いい感じです。
一度映画化されているものですし、やっぱりそれ以上のものを作らないとドラマ化した意味がないと思うので。前作を超える勢いでやらないといけないと思います。またこの作品を一世風靡(ふうび)させたいので、その分、覚悟を決めてみんなで作っていこうと思っています。

<桜井日奈子(種田繭役)コメント>
連ドラでヒロインをさせていただくのが初めてなので、本当に大丈夫かな? というドキドキや不安がとても大きかったです。でもいざ始まった撮影ではみんな仲のいい感じで、ワクワクするシーンも多くて。今はこれからもっともっと楽しくなるだろうなという期待が膨らんでいます。
繭はゴーイングマイウェイというか、まっすぐ突っ走っちゃう女の子。この作品のムードメーカーでもあるので、パッと場を明るくするような元気さを持って演じたいなと思っています。繭の気の強い感じは自分と似ているなと思います。あと繭は水泳以外のスポーツが得意で私もバスケが得意なので、今回多めにあるという体育のシーンが楽しみです。
毎週見てくれる方が楽しみにしてくださる作品にしたいですし、1シーン1シーン大切に。丁寧に監督と皆さんと一緒に作っていけたらなと思います。

<宮沢氷魚(鈴谷昂役)コメント>
男子校出身で共学に憧れていたので、それが今回叶いました。クランクイン初日から人前で”昂サマ”全開のシーンを撮影しまして、最初はまさかそういうシーンを初日に撮るとは思っていなかったので焦りましたが(笑)、逆に初日だからこそ100の昂サマを最初から出せて良かった気もしています。女の子たちからキャーキャー言われる役なので「きっと気持ちいいんだろうな」とすごく楽しみにしていたんですけど、実際に立ったら……意外と怖いんですね(笑)。もちろんうれしいですけど、迫力に押されてしまいました。
普段明るい昂ですが、実は辛い過去の記憶を持っていてそれを乗り越えてきた強さもあるし、引きずっているところもある。そういったところを全面的に出すわけではないですけど、ちゃんとどこかにキープしておくことでより昂の明るさが目立つかなと思うので。そういったところを大事にしながら演じていきたいなと思います。
原作のファンと映画のファンが多いので、その人たちの期待を裏切らないように。もっと幅広い年代の方々にも楽しんでいただける作品になるように頑張っていきたいと思います。

<佐藤寛太(鈴谷律役)コメント>
キャストのみなさんが話しやすくて、これからの約2か月間が楽しみだなと思いました。作品的にも重たいシーンが多いですが、律と一緒のシーンではみんなの素直なところを引き出せたらいいなと思っています。例えば野村くん演じる逞だったら繭ちゃんと一緒のときは気を張っているというか、バリアを張ってカッコつけちゃうというか。お兄ちゃんはお兄ちゃんでド派手にしているようで、実はすごく人に気を遣う優しいところがあったりもするから。律と2人だけのシーンでは人間らしい表情を引き出せたらいいかなと思います。
またこうやって実写化できるのはファンの方々のおかげだと思いますし、その方々にも響くようなものにしたいと思います。ただの少女漫画じゃないし、かといって病気もののすごく重い話でもない。普通の高校生が命に向き合う話を作れたらいいねと監督とも初日の打ち合わせで言っていたので、そういう素敵なドラマになったらいいなと思います。

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