南キャン『しくじり先生』で“神”授業「目が腫れそうなくらい泣いた」と話題に

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南海キャンディーズ山里亮太と山崎静代(しずちゃん)が、12月14日(金)に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!! 2時間スペシャル』(テレビ朝日系)に出演。インターネット上では、2人の授業に感動する人が続出した。

南海キャンディーズといえば、結成当初から人気となり、順風満帆の芸人人生を歩んでいる……と思われがちだが、裏では山里の嫉妬が原因でコンビ仲は最悪だったという。そこで、彼らと同じ道を歩まないように「自分と他人を比べてジェラシーで人生に迷走しないための授業」を行った。

2003年にコンビを結成し『M-1グランプリ2004』で準優勝するものの、キャラの強いしずちゃんにだけオファーが殺到。このことが山里の嫉妬心を燃え上がらせ、彼女に嫌がらせをしていたという。トーク番組では、彼女に話を振らないこともあり「2人の冠番組なのに(しずちゃんが)一言も喋らずに終わったこともあった」と回顧した。

当時、『じゃない方芸人』として括られていた山里は“ネタを書いている”という自負があったが、不仲が原因でコンビネーションも悪くなり、だんだん漫才もウケなくなったのだとか。

笑いがなくなりつつある漫才が怖くなり、それに関連してトークもできない状態になる山里。芸人としての自信を失い、マネージャーに引退することを告げたという。公私ともに世話になっていた先輩である千鳥大悟には報告したのだが、その後、トークライブで共演すると、大悟の喋るエピソードがすべて山里の話。さらに、山里が一言オチを言えば笑いがくるものばかりだった。その日の打ち上げで大悟は「これでもお笑いやめるんか?」と語りかけてきたとのこと。

大悟のおかげで自信を取り戻した山里だったが、しずちゃんに対しては「俺に何もしてくれない」と嫉妬が増幅。香港旅行に行く彼女に「100個エピソードを作ってきて」とメールを送るといった嫌がらせを繰り返した。

その後、オリンピックに出るべく、ボクシングに死ぬ気で挑んだしずちゃんは「山ちゃんは命がけで漫才をしていた」と感じ、ピンの仕事で成功を収め始めた山里も「今まで『相方の足を引っ張るため』にエネルギーを使っていた」と気づく。ボクシングを引退したしずちゃんの願望もあり、2人は『M-1グランプリ』に6年ぶりに挑戦。仲が悪かった時代では考えられないほど、ネタ合わせも楽しく、何気ない雑談も増えたという。

教訓として山里は「嫉妬で自分を見失うな。新たな自分を生み出すチャンスだと思え!」と提言。嫉妬は自分が努力していない時に襲ってくるものだとし、頑張れるチャンスだったが「気づくのが遅かった」と述懐。最後にしずちゃんに「今までごめんなさい」と謝罪。言葉に詰まりながら感謝の言葉を述べた。

2人の授業にネットでは「全てを晒して懺悔してから真摯に謝罪する姿、すごくカッコ良かった」「目が腫れそうなくらい泣いた」「一番株上げたのは大悟先輩w」という声があがっていた。

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