相葉雅紀演じるコオ先生、心のダムが崩壊…トキワとの関係がついに決着『僕坂』最終回

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相葉雅紀が主演を務める『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く)が、11月30日に最終回を迎える。

本作は、たらさわみちによる同名コミックを原作に、東京・神楽坂で動物病院を営む若き獣医師・高円寺達也(相葉)と、動物や飼い主たちの心温まる交流を描いた癒し系ヒューマンドラマ。

相葉は、10月上旬、都内のスタジオでクランクアップを迎えた。この日の撮影は、最終話のクライマックスとなる重要なシーン。撮影が終盤に差し掛かるにつれ、深川栄洋監督からの演出のハードルが上がっていく。相葉は「監督の演出が上級者コースになっていって悪戦苦闘する毎日」と、役と真摯に向き合う日々だったようだ。

コオ先生の役を「心の中にダムがあるような、すべてのことを受け止めて溜め込んで生きている人」と捉えていたという相葉。しかし、クランクアップ当日の撮影シーンでは、その“心のダム”が崩壊してしまったかのように、感情が溢れ出してしまうという瞬間が。相葉自身も感情の制御が効かなかったようで、「我慢しなくては」と思っても止められなかったと振り返り、「何年もドラマや映画をやらせていただいて、こんなことは初めてだった」と語った。その芝居を目の当たりにした広末も、クランクアップ後に「最後のシーンの相葉さんがすごく良くて……」と称賛した。

相葉は、「撮影が終わって、家に帰って台本を読み返しながら、自分の読解力のなさと役の捉えられなさに悔しい思いを抱いたこともありました。でも、“監督は明日はどんな演出をしてくれるんだろう”と楽しみにもしていました。そんな毎日が、なくなってしまうのは寂しい」と話し、コオ先生との別れに名残惜しさを感じていることを明かした。

<最終話あらすじ>
トキワ(広末)のもとに、外務省から行方不明だった夫の佑(眞島秀和)と見られる日本人男性が南米で見つかったと連絡が入る。確認の結果、男性は佑本人と断定。神楽坂界隈は、そのニュースで話題が持ちきりになる。

しかし、喜んだのもつかの間、衝撃の事実が明らかになり、トキワは大きなショックを受ける。心配してくれる達也(相葉)にも、父親との再会を心待ちにする大地(矢村央希)にも、そのことを言い出せず、今後のことを考えて不安になるトキワだったが……?

一方、達也にも転機が訪れようとしていた。アメリカにある獣医大から、新しく立ち上げるプロジェクトに参加するスタッフを募っていると連絡があり、そこへの参加を打診されたのだ。

そんな中、「坂の上動物病院」に認知症を患った犬が迷い込んでくる。程なくして飼い主の蔦子がその犬を迎えにやってくるが、どことなく疲れた表情の蔦子を達也は心配する。認知症の飼い犬と、寝たきりの母親を世話しなくてはならず疲弊している蔦子に、達也はある提案をする。

そしてついに佑が帰国。トキワと大地と7年ぶりの再会を果たす。しかし思いもよらない事態に、トキワは重大な決断を迫られることになる。穏やかだった神楽坂の街に少しずつ変化が訪れようとしていた。達也はどのような決断を下すのか――。

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