「イカ臭い」とボロボロでガラガラの水族館が大人気施設に!ネットからは「映画化できる」と感動の声

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11月26日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:20~)は、廃館寸前だった水族館を破天荒なアイデアで再建させた男性が登場した。

今回“激レアさん”として出演したリュウジさんが働いている愛知県・竹島水族館は、過去に“お化け屋敷”と揶揄されていたほど人気のない水族館だった。リュウジさんが入社した当時は、客が少なく(年間来場者数目標25万人に対し12万人)、従業員の覇気もない、やることもないと三拍子が揃った環境だった。また、市から補助金が出るので、予算を使わなければならず、エサであるイカを大量に仕入れていた。そのため館内が「イカ臭い」と言われていたという。

スタッフには魚の愛情があるものの、それがお客さんには伝わっていない状況に、リュウジさんが「ボクがお客さんを楽しませる」と一念発起。上司にさまざまなことを提案するも「客が来ても大変なだけ」と却下されてしまったため、賛同する仲間を集めることにした。

リュウジさんと同じように地方の弱小水族館で働きくすぶっていた節約家のトダテさんを「一緒に働こう」と招へい。イカの件など、ムダを指摘し、約100万円のコストカットに成功する。

続いて、お客さんから「この魚は食べられるの?」との質問が多かったことに目をつけたリュウジさん。そこで、おっちょこちょいだが、何でも残さず食べるサンダさんに「食べることを仕事にしないか?」と言い、魚の味をお客さんに伝える役割を与えた。水族館ではタブーなことだが、あえて前面に押し出すことで人気を獲得。来場者数も伸びていった。

また、漁師さんから水族館に寄付されていたオオグソクムシに着目。お土産コーナーには、微妙なものしかラインアップされていないため、オオグソクムシを粉末状にしてお菓子にすることに。サンダさんの力を借りつつ完成させ、こちらも竹島水族館の名物となった。

ほか、漁師さんからもらって大量に飼育していたタカアシガニをふれあいコーナーに出したり、グダグダのカピバラショー、味のある絵と文章で魅力を伝えるPOPづくりなどで話題となり、2015年には来場者数34万人を達成。様々な改革を進めたリュウジさんは館長へと昇進した。

ネットでは、リュウジさんの活躍に驚くと共に竹島水族館ファンのつぶやきも多く「個人的にオススメしたい水族館No.1」「トライアンドエラーとそれを許容できる懐の深さは強い」「映画化できる」との声があった。

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