靴下をガブガブ!「靴下屋」会長の研究方法にスタジオ騒然「赤ちゃんが泣く手前まで噛む」

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ゲストの安達祐実と秋山竜次(ロバート)
ゲストの安達祐実と秋山竜次(ロバート)
「激レアさんを連れてきた。」を見る

11月12日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:20~)は、靴下専門店「靴下屋 - Tabio」の会長が登場。インターネット上では、会長のある行動についてツッコミを入れる視聴者が多くいた。

若林正恭オードリー)が研究員、弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)が研究助手を務める同番組は、実際に“激レア”な体験をした人=激レアさんを“研究サンプル”としてその体験談を紐解いていく。

今回、激レアさんとして登場したのはオチさん。オチさんが創業した「靴下屋 -Tabio」は、国内外に270店舗以上、年間160億円以上を売り上げる靴下専門店。しかし、会長のオチさんは、人生で数えるほどしか靴下を履いたことがないという。「日にサンプルを300足くらい履くんです。ずっと履いていたらその印象が残ってしまう」と理由を語った。

オチさんは、1939年生まれの79歳で、幼いころは靴下の存在すら知らず、ワラ草履を履く生活だった。さらにいたずら好きで、何度も大人を困らせてきたとのこと。そのいたずら好きに業を煮やした父親から「この家から出ていけ!」と言われ、中学を卒業したら丁稚奉公に出されることになってしまった。

オチさんが住み込みで働くことになったのは、大阪・鶴橋にある靴下の卸問屋。当時大卒の初任給が約1万1000円だった時代に、住居・3食つきながら月1500円。さらに1000円は自動的に貯金に回されるという過酷な状況だった。仕事は忙しく、すぐに仕事に戻るため立って食事をして、睡眠も「1時間でも寝られたらありがたいと思え」という生活だったが、それでも靴下以外に助けてもらえるものがないと「もっと靴下を愛そう」と決意したとのこと。

それから靴下について研究する日々が続く。全身で靴下の肌触りを確認するようになり、最終的には噛むまでに。そして勉強していくうちに「いい靴下は歯形がつかない」と判明したのだとか。もちろんむやみに噛むのではなく、90秒息を止めるのがコツ。45秒噛んで45秒押し返しを感じるようにするそうで「赤ちゃんが泣く手前まで噛む」という。当時は靴下を買う余裕がなかったため、他店にいって店員の目を盗みこっそり噛んでいたことを明かすと、スタジオは騒然。インターネット上でも反応があり「アウトw」「会長、それアカンやつ!」「泣く手前まで噛むw」と大盛り上がりだった。

そんな修業期間を経て1984年に「靴下屋 - Tabio」をオープン。1足600~800円で販売していたが、当時激安靴下ブームが到来。経営が危うくなることにもあったが、すぐに激安ブームは鎮火。品質重視のオチさんの経営方針に時代が追いつく形となった。

こうして同店は、海外にも進出。オチさんも「靴下の神様」と呼ばれるようになった。しかしオチさんは「これまで靴下の顔色ばかり見てきたので“靴下の家来”です」と言い直していた。

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