岡田准一、名作『白い巨塔』で主演!「財前五郎を味わい尽くそう」

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V6岡田准一が、2019年放送のテレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』で主人公の財前五郎を演じることがわかった。岡田は「やるからには財前五郎を味わい尽くそう」と意気込みを語っている。

1965年に新潮社より刊行された、作家・山崎豊子の同名長編小説が原作。大阪の大学病院を舞台に、医療ドラマの枠を超えて人間の本性に迫った同作は、山崎の作品の中でも“傑作”と呼び声が高く、発行部数はシリーズ累計600万部を突破。刊行から50年経った今でも、多くの人に愛され続けられている。

2001年のスペシャルドラマ『反乱のボヤージュ』以来、18年ぶりに同局のドラマに主演する岡田。同局のテレビドラマ出演自体も2015年以来となる。現代劇、時代劇、アクション、コメディ、ハードボイルド……とジャンルを問わず多彩にキャラクターを演じ分けてきた岡田が、今作『白い巨塔』では医師役に初挑戦。さらに、山崎作品にも初出演と、初めてづくしの挑戦となる。悲願である教授になるため、なりふり構わず邁進する野心家という役どころを岡田がいかに演じるのか、注目が集まる。

これまで何度も映画化・ドラマ化されてきた同作だが、今回物語の設定を2019年に置きかえ、現代の最新医療ならではの、今までにない新たな『白い巨塔』の世界を醸成していく。そして、岡田演じる財前を取り巻く豪華キャストも続々決定している。詳細は追って発表となる。岡田からコメントが到着。以下に紹介する。

山崎豊子さんの作品というのはどれも人間模様が深く描かれたものばかりですし、中でも『白い巨塔』は誰もが知る名作。人間の欲望や思惑、生き様がドラマチックに表現されています。財前五郎という人物は現代にはなかなかいないキャラクター。何かに慮っていないと生きづらい世の中にあって、財前は絶対の自信と揺るがない信念を持ち続け、野心を抱きながらギラギラとエネルギッシュに生きています。医師として、この“白い巨塔”を登っていこうとあがき、もがく男なのだと思います。「やるからには財前五郎を味わい尽くそう」という気持ちで、監督を信じてついていきたいです。

撮影は始まったばかりですが、現場はとても楽しいです。難しいシーンばかりでどのシーンも気が抜けないのですが、他の出演者の方々もどんな芝居をするのか模索されたり、楽しみながら撮影に臨んでいらっしゃるのを感じています。また、今回“医師役”にも初めて挑戦していますが、今作は設定を現代に置き換えているので、医療技術なども現代風にアレンジされています。医学の進歩にともなって、今の時代だからこそできる『白い巨塔』になっていると思いますので、そういった部分にもご期待ください。『白い巨塔』という作品を制作することも、僕が財前五郎という人物を演じることも、“今やること”に何らかの意味や意義があると思います。それを探し、見つけながら、監督はじめ、みんなでエネルギーをぶつけて『白い巨塔』と戦っていますので、ぜひ出来上がりを期待してお待ち下さい!

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