羽生結弦超えの織田信成「エントリーできますかね」好成績に引退撤回?

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6日に行われた『ジャパン・オープン2018』で非公認ながら176.95点という高得点で、羽生結弦選手を超える今季第3位の記録を出した織田信成が7日、『フィギュアスケートグランプリシリーズ・ファイナル2018』(テレビ朝日系、10月20日より放送)の記者発表会見に出席。現役選手から称賛の言葉を受けた。

会見にはメインキャスターを務める松岡修造、解説者の織田、荒川静香のほか、出場する田中刑事選手、宇野昌磨選手、宮原知子選手、坂本花織選手、紀平梨花選手、松田悠良選手が出席した。

田中選手は「結果を出す」と力強く発言。「オリンピックを経験して悔しい気持ちも残ったので、結果を出すことを目標に頑張りたいです」としみじみ。「織田さんを超えたい」とも宣言し、昨日の織田の結果について「現役選手みんな刺激を受けたし、負けたくない気持ちです。追い越していきたいです」と感想を述べると、織田も思わず照れ笑い。「今からでも(本大会に)エントリーできますかね」とまんざらでもない表情を浮かべた。

平昌オリンピックで銀メダルを獲得し、注目の宇野選手は本大会での目標を問われ、「信じる」とボードに書き込んだ。「自分を信じることを今回は大切にしたいです。今までは信じれていなかったんです。自分を信じれていなかったので思い切りやれていなかった。今年は1年間、自分がやってきたことを信じるという気持ちでやっていきたい」と意気込んだ。

会場には小学生記者も参加しており、宇野選手は「スケートに限らず自分が何かに向けて努力して、スケートをしてよかったと思うことがたくさんありました。スケートに限らず努力することが大切です」とメッセ―ジを送った。また「好きなスピンはありますか」と質問されると、「スピンは嫌いです」と即答して松岡らを笑わせる一幕も。

宮原選手は「チャレンジ」を目標に挑むといい、「オリンピックが終わってまたリセット。一からいろんなことを見直しているので、あきらめずに頑張りたい」とコメント。坂本選手は「大人」っぽさの演出をテーマにするといい、「もう18歳になりました。去年はジュニア上がりでジュニアっぽい演技が残っていたんですけど今回はしっとりと大人っぽくやりたい。イメージチェンジです」と目標を掲げた。

紀平選手は「笑顔」がテーマとのこと。「笑顔をテーマにして笑顔で終われるようにしたい」と述べ、松田選手は「今シーズンはケガもあったんですけど、頑張りたいです。わたしは笑顔でリラックスして臨んだほうが試合の結果もいいので」と肩の力を抜いて本大会に挑むことを公約していた。

10月20日(土)からテレビ朝日で放送される本大会は、アメリカ、カナダ、フィンランド、日本、ロシア、フランスで行われてきたISUグランプリシリーズのファイナルとなる。男女シングル、ペア、アイスダンス競技が行われる。 松岡はこの日、壇上に立って会見を切り盛りしたが、宇野選手ら錚々たる顔ぶれの登場に「豪華な記者会見ですね」と嬉しそうな表情で、選手らには「自分らしさ、明るさを忘れないように頑張って欲しいです」と力強くエールを送った。

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