橋本愛、林遣都らも感動!引退した盲導犬が訓練士と再会…果たして覚えているのか?

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世の中のありとあらゆるものの“ソノサキ”にある驚きと感動のドラマを、笑いとともに届けるバラエティ『ソノサキ 〜知りたい見たいを大追跡!〜』(テレビ朝日系、毎週火曜23:15~)。10月2日の放送では、盲導犬の引退後のソノサキに注目。訓練士との再会に、ゲストの橋本愛林遣都が感動する一幕があった。

スタッフが訪れたのは、日本で初めて盲導犬を訓練したという施設「公益財団法人アイメイト協会」。施設には視覚障がい者の方が必要とする盲導犬の候補犬がたくさんいるのだが、教会の常務理事である大橋さんをはじめ、スタッフの皆さんは「盲導犬」とは呼ばず「アイメイト」と呼んでいた。その理由として、「盲人を導く犬=盲導犬」と呼ぶと、視点が犬になってしまう。主役はあくまで視覚障がい者の方……という考えからと返答した。

今回、番組が密着したのは歩行指導員の女性・横山さん。今年14年目になるが、歩行指導員としては一番の若手だという。彼女の仕事は朝8時、犬のエサやりから始まる。彼女とアイメイトのやりとりを観察していると「ウェイト」や「グッド」など、日本語ではなく英語で指示を出していた。番組スタッフが理由を訪ねると「日本語には方言があったり、男言葉女言葉などがあるからです」と話し、あくまで端的に統一性を持たせるためだという。日々の仕事は、訓練はもちろん、爪切り、歯磨き、フンの世話なども行う。24時間体制で見守らなければならないため、泊まって当直することもあるのだとか。

そんな横山さんが、指導員人生で心に残っているアイメイトがいる。ナナ(仮名)という名前で、彼女が指導員になって間もなかった6年前に訓練をしていた犬である。特に走行スピードを安定させる訓練に手間取ったと言い、4か月で1200kmも歩いたそう。そこまでしたのは自分自身にも不安があったからだと横山さんは語る。当時について「歩行指導の回数が少なく、『よくできたね』と褒めたとしてもどこかで自信がなかった」と回顧。続けて「今思えば、もっと褒めてあげたら良かった」と話した。

ナナは現在引退し、別の家庭でペットとして飼われている。番組の計らいで、6年ぶりにナナに会いに行くことになった。じつは、訓練最後の1か月は、今後飼育する主人と指導員で一緒に合宿をし、アイメイトに「主人は障がい者の方だ」と認識させる訓練を行う。その頃になると、横山さんは、あえて突き放す態度を取り、お別れする際も心ではエールを送りながらも声はかけないのだとか。ナナも主人が変わったことを認識していたそうで、離れる時も横山さんを見ることはなかったという。

いよいよ対面の時。まずはスタッフが先にナナの様子を見に行くことに。ナナは、もう1匹の元アイメイトの犬と共に一緒に暮らしていた。昔の名残からか、現在飼っている主人の指示でしか動こうとせず、スタッフが同様の指示をしても不動状態だった。

そんな中「ドキドキする」と言いながら家に向かう横山さん。門の先で、主人の指示の通り、お座り状態でいたナナだったが、横山さんを発見するなり、彼女の懐に潜り込んでいった。尻尾を大きくふり、喜びを全開させるナナ。もう1匹の元アイメイトも一緒に待っていたのだが、もちろんその犬はお座り状態で動こうとしない。ナナは彼女を覚えていて動き出したのだ。そんなナナの反応に嬉しそうに頭をなでる横山さん。

最後に横山さんは「頑張ったね。お疲れ様だったね」と優しく声をかけていた。

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