「ドラマの『dele』みたい…」困りがちなパソコンの処分方法に驚き

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世の中のありとあらゆるものの“ソノサキ”にある驚きと感動のドラマを、笑いとともに届けるバナナマンMCのバラエティ『ソノサキ 〜知りたい見たいを大追跡!〜』(テレビ朝日系、毎週火曜23:15~)。9月11日の放送では、寺田心棚橋弘至をゲストに迎え、使い終わったパソコンのその後について調査した。

まず、使い終わったパソコンの処分方法だが、法律でリサイクルすることが義務付けられているため、ゴミとしては捨てられない。方法としては以下のようなものがある。

・メーカーに回収依頼

多くのパソコンにはリサイクルマークが描かれたシールが貼られている(PCリサイクルマーク)。このシールが貼ってあるパソコンは、購入時にパソコンの料金にプラスしてリサイクル料金を合わせて支払っているため、メーカーが無料で回収してくれる。方法は、専用ホームページに処分したいパソコンの型番や住所などを入力。あとは、段ボールに詰めて回収を待つだけ。後日、指定された日時に宅配便などの回収業者に渡して終了である。ちなみに、マークがなくても有料で回収してもらえる場合もあるので、メーカーに問い合わせてほしいとのこと。

・市役所などの回収ボックス

市役所などにパソコンを含めた小型家電の回収ボックスが設置されていることがある。各自治体が定めた大きさ以内のパソコンであれば無料で回収してもらえる。

この2つの方法を利用する場合でもやっておかなければならないのが、データ完全削除。パソコンのデータをゴミ箱に入れて空っぽにしたり、初期化したりしても復元される恐れがあるため、データを完全に削除してくれる専用ソフトを使うのがおすすめ。最近のパソコンでは、初めからデータ完全消去の機能がついている機種があるので、そちらを利用してもOK!

ほかにも、パソコン回収業者に依頼する方法もある。無料で引き取ってくれるのはもちろん、回収にもきてくれる。

こうした業者では、中の状態を確かめるために一度分解する。リユース可能の場合は、中古として販売されることが多い。ハードディスクのデータ消去は専用のマシンがあり、データを上書きして消去してくれる。番組が取材した業者では、しっかり消すために3回書き込んで消去するのだとか。

ちなみに、古すぎたり壊れているハードディスクはプレスして破壊。業者によっては持ち主の目の前でデータ消去を行うところもあるとのこと。

放送後、インターネット上では、同局で放送されているドラマ『dele/ディーリー』(山田孝之&菅田将暉がW主演、毎週金曜23:15~ ※一部地域を除く)で、デジタル遺品をめぐる話が展開されていることもあり、「ドラマ『dele』みたい」「ためになった」との反応が。また、日本の使われなくなったパソコンの基盤などに含まれる金は、世界に埋蔵されている金の16.4%もあるそうで、「夢がある」などの声も上がっていた。

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