テレ朝・弘中綾香アナ、『Mステ』卒業後は『激レアさん』に集中!?「望んでないよ~」

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弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)が、9月10日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)に出演。先日、卒業を発表した『ミュージックステーション』への想いを明かした。

弘中アナは、5年務めた『Mステ』のMCを9月で卒業することを若林正恭(オードリー)に報告。若林から「寂しさはあるの?」の問われると「寂しい気持ちもありますけど、不安もあります」と吐露。今までは『Mステ』に下駄を履かせてもらっていたが「これからは『激レアさん』(を担当している)って言っても3割くらいの人しか分からない」と吐き捨てる。若林が「テレビ朝日が『激レアさん』に集中しろと言っている」と説くと「望んでないよ~」と切り返し、スタジオを笑わせた。

今回の激レアさんは、威圧的な雰囲気のあるハットリさん(40)。彼は、小学校に6日しか通わなかったため、世間のことを何も知らなかったが、スーパーのアルバイトで文字や常識を学び、ヤリ手の社長にまで上り詰めた人物である。

海外育ちの帰国子女であるハットリさんは、7歳で小学校へ転入するもすぐに不登校になってしまう。学校には行かなかったが、放課後は近所の同級生らと遊んでいた。ハットリさんが住んでいる地域は、超がつくほどのヤンキーが集まっていた地域で、自然と年上の人とも遊ぶようになった。

10歳になっても学校に行かなかったため、親から強制的に全寮制の教育施設に入れられてしまったハットリさん。そこで、地元で有名なヤンキーであるカタギリさんと仲良くなったそう。14歳になったある日、カタギリさんから「学校は行かなくても、ちゃんと仕事をしろ!」と説得され、心を入れ替えたとのこと。

15歳で施設を卒業し、更生したハットリさんは「仕事を頑張っている人=社長」との考えに至る。そこで「スーパー」と聞いて「超強そうだ」と、スーパーマーケットでアルバイトをすることに。

当時のハットリさんは、ひらがなは書けるがカタカナや漢字は書けない。計算は指で数えられるが足し算や引き算のみしか計算できない……というスペックだった。しかし、とにかく何事も全力で取り組むハットリさんは、17時出勤にも関わらず、朝8時から出社し17時までは「勉強の時間」だとタダ働きをしていた。若林から「なぜそこまで全力になれるのか?」との質問が飛ぶと「(勉強できなかったため)取り戻すような気持ち」と言い、スタジオメンバーを唸らせた。

その合間も、漢字は絵で覚え(「品」という漢字は、段ボールが3つ並んでいるなど)、計算は書いて覚えた。その他にも、ホッチキス、シャープペン、ボールペンなども知らなかったハットリさんは、スーパーのアルバイトを通じて文明の利器を覚えていく。

そうして一生懸命働いていると、ある40代の女性からコンビニのヘッドハンティングを受ける。興味を持ったハットリさんは、社長になる勉強になるだろうとコンビニに勤務。20歳で店長、23歳でオーナーへと昇進した。

スーパーやコンビニで働くことで、客へのもてなしの心が生まれたハットリさんは、トイレを利用した客におしぼりを渡したり、コピー機に免許証を忘れた他県に住む長距離ドライバーの自宅まで直接届けにいったりもした。

また、スタッフが誤って、ゴールデンウイークに使えないディズニーランドのチケットを販売したことがあった時には、その客の顔を防犯カメラで覚えて、ゴールデンウイーク当日にゲートで待ち構えたこともあった。

そんな数多くの伝説を残すハットリさんは、現在有名コンビニチェーンのフランチャイズの社長になっている。しかし向上心は忘れず「学校を卒業していない分、学びが止まらない」とコメント。そんな彼に弘中アナは「カッコイイ~」と驚いていた。

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