月2,000万円を売り上げるホストの教育方法が「ビジネスでも使える」と話題に

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世の中のありとあらゆるものの“ソノサキ”にある驚きと感動のドラマを、笑いとともに届けるバラエティ『ソノサキ 〜知りたい見たいを大追跡!〜』(テレビ朝日系、毎週火曜23:15~)。8月7日の放送では、かつて番組が取材し話題となったカリスマホスト・ローランドと、彼が取締役を務める「PLATINA本店」に飛び込んだ新人ホストに密着した。

月に2,000万円以上を売り上げ、テレビや雑誌などにも取り上げられるローランドの影響で、同店には面接に訪れる若者も少なくない。ホスト業界は慢性的な人手不足であり、離職率も高いため、「PLATINA本店」では電話連絡後、店に来てもらい、その場で履歴書を記入してもらうシステムをとっている。これは「手ぶらで面接に来れる」という気軽なイメージを持ってもらうためだという。

システムの説明や面接を終えると、今度はローランドとの面談。「ローランドさんみたいになりたい」と入店を希望した人に対し、ローランドは「日本一のホストのなり方は、日本一のホストしか教えられない。接客は見て盗むものだと思う」と持論を展開し、最後に「スターにしてあげるよ」と語りかけていた。ちなみに最後に握手ができれば、合格のサインのようだ。

そんな中、番組が密着したのは、尋美くん(21)。ホスト経験ゼロ、しゃべりが苦手で業務も苦手、毎日のように怒られているという新人だ。「なぜ合格させたのか?」ローランドに話を聞くと、面接時「モチベーションを聞いたら『人生変えたい』って言った」と回顧。「面接でそんなこと言えるのって気持ちが強くないと言えない」と彼のハートをみて採用を決めたことを明かした。

ローランドは何をやってもうまくいかない尋美くんを呼び出し『自己紹介→時事or天気の話→そのトークにひねりを加える』と冒頭10秒でお客さんに行うテクニックを伝授する。また、名古屋で月600万円売り上げていたものの、なかなかお客さんがつかないホストには「人気者が転校した先で人気者になるのは難しい」とアドバイス。「徐々に人間関係を作って自分のキャラクターを発揮してみて」とエールを送るシーンも放送された。ネットでは、この接客論に「ビジネスでも使える」という声も。

尋美くんが入店して2週間後、彼のお母さんが来店。連絡もよこさず、ホスト業界に飛び込んだ息子を心配しての行動だったが、同席した社長が「真面目で遅刻もない」と尋美を褒める。さらに「これからもPLATINAの一員として頑張ってほしい」と語ると、安心したのか母親は涙を流していた。

続いてローランドも母親の接客に。両親に連絡をしなかった尋美くんについて「売れるまで俺も連絡したくないと思っていた」と同調。「一人前のホストになれるように上司であり、いい兄としていられたら」とこちらも優しく話していた。

営業終了後、尋美くんら新人ホストを連れて高級ラウンジに向かったローランド。彼らに下積み時代の給与明細を見せ「給料が3万円くらいしかなかったの」と告白。下積みをしていた2011年頃が人生で一番つらかった時期だったと話し、歯磨き粉を食べたり、割引のシールが貼られたパンを食べたりしていたことを明かした。「“見返してやる”って思って、1年目でやっと30万円もらえたのよ。今はしんどいと思うけど頑張ってな」と後輩思いの一面をみせた。

このローランドの優しさにネットでは「これは落ちる」「男にもモテる」「いい人すぎる」など、絶賛する声があがっていた。

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