名取裕子「初心に戻って…」シリーズ最新作は“夫婦の協力”がキーワード

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テレビ朝日系の「土曜ワイド劇場」枠で、長年に渡り好評を博してきた、名取裕子主演の人気シリーズ『法医学教室の事件ファイル』。その第44弾が、8月12日の21時から放送。これに先駆け、1992年から26年間に渡ってヒロイン・二宮早紀を演じてきた名取が、最新作のキーワードは“夫婦の協力”だと明かした。

無念のうちに亡くなった事件被害者の最期の声に耳を傾ける法医学者・二宮と、その夫で横浜東署の刑事・一馬(宅麻伸)の夫婦が、複雑な事件の謎に挑む姿が描かれた本シリーズ。1992年、1993年に木曜ドラマ枠(毎週木曜21:00~)で連続ドラマとして2シリーズが放送され、その後、1994年から2017年まで土曜ワイド劇場枠を中心に“2時間ドラマ”として歴史を重ね、今作で第44弾を迎える。

この最新作は、二宮が運転する車の中で若い女性が“溺死”するという、衝撃的なシーンで幕を開ける。中学時代の同級生・倉重啓司(益岡徹)が事件に絡んでいることも発覚し、刑事の夫・一馬(宅麻伸)と力を合わせて事件の真相に迫る。しかし2人の前には、キャリア志向の新署長・玉田元子(高岡早紀)が立ちはだかり……というストーリーだ。

今作のみどころについて、名取は開口一番「今回やりたかったのは、昔に戻って夫婦2人で協力して事件を解決すること!」と告白。「シリーズがはじまった当初は、忙しい仕事を抱えながらも早紀は着替えを届けたり、大好物のエビフライを入れたお弁当を差し入れしたりしながら、夫婦2人でやり取りして事件の謎を解く、ということをやっていたんです。いつしかそういう場面が少なくなっていたのですが、今回は初心に戻ってお弁当を届けたり、2人で事件について考えて行動したり……ということに取り組みました。なんだか懐かしい気持ちになりましたね!」。

名取が語るとおり、早紀と一馬は後半、シリーズでは珍しく2人で行動を共にし、事件の謎に迫る。はたして、夫婦が辿り着いた驚愕の真相とは!?  そして今回、一馬の大好きなエビフライ弁当は登場するのか。複雑に入り組んだ事件の謎と共に、早紀&一馬の“夫婦力”にも注目だ。

早紀と一馬の夫婦について、インターネット上でも「あの2人はホント、理想の夫婦です!」「結婚したらこんな夫婦になりたい!!」などというファンの声も多く、名取からは「視聴者の方々は夫婦のふれあいや協力、そして家庭でのコミカルな部分も楽しんでくださっていると思います。この作品をご覧になった方が、“家族も仕事も大事にしていこう”“夫婦で仲良く協力するのもよいものだな”と思っていただけたらうれしいですね」と、述べている。

また、名取は「このシリーズでは視聴者の皆さんと一緒に歳を重ね、同じような悩みに直面しながら進んでいきたいと思っています」と26年間、この作品に込めてきた思いを打ち明け、「だからこそ、いつか一馬が定年を迎えたり、早紀に孫が生まれておばあちゃんになったりしてもよいのではないかなと思うんです。姑・早紀が孫を挟んでお嫁さんとバトルする……なんていうのも面白そうですよね(笑)」と、今後もさらなる進化を続けていくことを誓った。

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