丸山桂里奈、渾身の初レポ!かき氷の名店御用達「日光の天然氷」を調査

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世の中のありとあらゆるものの“ソノサキ”にある驚きと感動のドラマを、笑いとともに届けるバラエティ『ソノサキ 〜知りたい見たいを大追跡!〜』(テレビ朝日系、毎週火曜23:15~)。7月31日の放送では、かき氷に使われる「氷」について調査した。

“インスタ映え”の影響からか、ここ数年で特に盛り上がりをみせるかき氷。東京でも行列ができる人気かき氷店の多くは「日光の天然氷」を使っていることが多いため、栃木県日光市まで出向くことになった調査チーム。

今回調査員として派遣されたのは、元なでしこジャパンの丸山桂里奈。レポーター初挑戦ということで「大きい声を出すことと人が出てきたら会話をできるように頑張りたいです」とトンチンカンな意気込みを語る。

日光天然氷の蔵元「松月氷室」の4代目・吉新さん曰く、「日光の天然氷」は明治27年から300坪ある池で造られており、年間約500トンも生産されているのだとか。

「松月氷室」のある地域は、冬には北西から冷たい風が吹き、池の周りは森のため一日中日陰。マイナス10℃まで落ち込むが、雪は少ないという特徴を持つ。池に雪が積もると熱がこもって氷が固まりにくくなるため、日光は氷を造るのに最適な環境といえるのだ。

氷を製作するのは冬。12月になると日光の天然水を池に張り自然と凍らせていくのだが、基本的に初旬は気温が下がりきらず、氷に亀裂が入りやすいため捨ててしまうとのこと。氷の厚さが15センチ程度になったところで切り出しを始める。専用のマシンで10日間かけて500トンの天然氷を収穫(冬の間に4回行う)。冷蔵の機械はないが、氷の冷気で夏場でも平均3℃を保てられる木造の蔵「氷室」で保存する。

また、保管した氷にはヒノキのおがくずをまぶす。おがくずには断熱材のような効果があるのと同時に表面についた溶け水を吸い取る役目を担う。

夏に取材したため作業の様子を見ることができなかったのだが、丸山は池を見て「すごい汚いです」と本音をこぼす。しかし、それにも理由があるのだとか。夏の間は、土をついばむ鯉を放ちわざと池を濁らせる。そうすることで光を遮断し、のちに不純物となってしまう水草などが生えないようにしているのだ。もちろん冬の間に鯉は別の場所で保管する。

あざやかで透明な天然氷について「長い時間をかけているので濃い密度で凍る。そうすることで溶けにくい」と吉新さん。山奥で切り出された天然氷は日光市内の加工場へといき販売用にカットして出荷されていく。

番組では、吉新さんがおすすめするかき氷も紹介。京都市にある「マールブランシュ北山本店」で販売されている「モンブランかき氷」は、器に入ったミルクババロアの上に、粗めに削った氷、マロンシロップ、和栗のペースト、栗などをトッピング。最後に同店特製のモンブランクリームをかけたもの。これに、カシスとカスタード2種類のソースが添えられているのが特徴だ。

ほかにも、日光のかき氷店もピックアップ。老舗の饅頭屋を営む「湯沢屋」食べられるかき氷や、呉服店「千両茶屋」のカフェスペースで販売している黒蜜きな粉をまぶすかき氷なども紹介された。

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