竹内涼真の似顔絵に若林正恭「色気のある野菜スティック」

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竹内涼真が、7月30日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)に出演。激レアさんからカリカチュアの似顔絵のプレゼントをされるも、その誇張具合に苦笑いを浮かべる一幕があった。

今回ピックアップされたKageさんは、人物の特徴を誇張して描くカリカチュアの似顔絵師。もともとプロレスラーを目指してアメリカへ行ったが、なぜか今の職業に就いてしまった激レアさんだ。そんなKageさんから、まず、番組MCの若林正恭(オードリー)へ似顔絵のプレゼント。Kageさんは「難しかった」と言い「目元が特徴的なのと、笑ったときに口が曲がるので」とポイントを説明した。

続いて、竹内の似顔絵も用意されていることが紹介されると「いろんな人に描いてもらうけど似てないんですよ」と心配そうな表情を浮かべる。作品を見た竹内は苦笑いし「何かの野菜みたい」と例え、若林も「色気のある野菜スティック」と話して笑わせた。

そんなKageさんは、小学生の頃から病弱体質。入退院を繰り返していたため、友だちも少なかったという。唯一やることといえば、病院で人間観察をしながらスケッチをすること。そんな中、プロレスラー・前田日明の自伝『パワー・オブ・ドリーム』と出会い、衝撃を受けたKageさんは、6歳でプロレスラーになることを決意する。

小学生ながら、本に書いてあった前田日明式トレーニングを敢行し、病弱な体を克服。「すべては気合いで何とかなる」という自信を携えて高校のレスリング部に入部。その後、高校生ながら“気合いの伝道師”であるアニマル浜口へ弟子入りし、厳しい練習に耐えて全国大会にも1度出場できた。

高校卒業後はプロレスラーになるべく、アメリカへ行って武者修行。しかし、Kageさんはアメリカで多くの挫折を味わうことになる。カリフォルニアの高校でレスリング部のコーチをしていたのだが、気合いが空回りし、30人いた生徒が誰も来なくなってしまったのだ。他にも、結果が出ない毎日のKageさんに対し、同じ日本人でアメリカに来ていた須藤元気は結果を出し続ける。さらに試合で大けがをし、競技をやめてしまうハメに……。

そんな時、現地のショッピングモールでカリカチュアの似顔絵師・デーブと出会う。彼は、とにかく話が上手で描くスピードが早く絵も面白かったため「衝撃を受けた」とのこと。Kageさんが食い入るようにその様子を見ていると、デーブから「やってみるかい?」と誘いを受け、それから似顔絵を習うべく毎日通うようになったとのこと。

それからKageさんは、世界大会4位のコートさんに弟子入りして修業期間に突入。5年で2万人以上を描いた。自信をつけたKageさんは、カリカチュアの世界大会に出場。この世界大会は、10か国以上から300人以上のプロの似顔絵師が集まるもので、大会期間は4日間。出場者同士で似顔絵を描き、最後に投票するという内容。Kageさんは、4日間ほぼ寝ずに描き続け2007年の世界大会で優勝した。

その甲斐もあって雑誌『Newsweek』の「世界が尊敬する日本人100人」に選出された。最後には師匠であるアニマル浜口もVTRで登場し「なかなか世界一にはなれない。苦しい鍛錬をしたと思う」と褒めたたえていた。

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