水谷豊と岸部一徳の「相棒感」に檀れいヤキモチ!?『無用庵隠居修行2』放送

公開: 更新:

9月8日(土)19時から、水谷豊が主演する時代劇スペシャル『無用庵隠居修行2』(BS朝日)が放送。この度、水谷をはじめ岸部一徳檀れいが、撮影の合間に取材に応じた。

本作は、昨年9月にBS朝日にて放送された『無用庵隠居修行』の続編で、『だましゑ歌麿』シリーズの水谷と吉川一義監督がタッグを組んだ、笑いとサスペンス、感動ありの痛快エンターテインメント時代劇。水谷演じる主人公・日向半兵衛は、直参旗本の大番士だったが出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし「無用庵」で隠居暮らしを始める。新太郎(田中偉登)を養子に迎え、隠居生活も板についてきたが、長年半兵衛の世話をしている用人・勝谷彦之助(岸部)は、若殿・新太郎の世話をしつつも大殿・半兵衛の様子を見に来ては、半兵衛に惹かれている「おてんば」な奈津(檀)との縁談を進めようと画策!? 半兵衛も奈津についてはまんざらでもないのだが「欲を捨て去り隠居をした身。今さら妻を娶る気などない」と言い放ち……。

国民的ドラマ『相棒』では岸部が水谷の上役を演じていたが、本作では逆転の立場をとっており、主従を超えた絆で結ばれている半兵衛と用人・勝谷のコミカルなやり取りも魅力の一つ。第2弾では半兵衛、勝谷、奈津の3人を軸とした人間模様と、新たな事件が描かれる。

前作から続投となった水谷は「去年の撮影中に、また出来たらいいなと話はしていたのですが……気がついたら京都にいました(笑)。2本目をお送りすることが出来て良かったです」と喜びを語ると、檀も「前作がとても楽しくて、パート2があったらいいなと私も思っていました。こうして水谷さん、一徳さん、監督、スタッフの皆さんにお会いすると、『帰ってきたぞ、ただいま』という感じで撮影所に入りました。まだ撮影中ですが、密かにパート3があれば、とすでに思っています(笑)」とノリノリ。

岸部も、「水谷豊さんの用人をしてもいいかなと思うぐらい楽しいです(笑)。あっという間に1日の撮影が終わります。うっかりしたら連続ドラマでもいいんじゃないか、と思うぐらいの面白さ」とチームワークの良さを語る。続けて、「僕が勝手に思っているのですが、この作品では現代劇のドラマではあまり見えない水谷豊さんの日常が すごく見える。そそっかしいところとか(笑)、役そのものが水谷豊さんという感じ。そこに面白さが山ほどあるといつも思っています。そこがドラマの魅力にもなっていると思います」と明かした。

そんな水谷と岸部を前に、檀は「息の合ったお2人の間にどう頑張っても割り込むことはできないので、奈津が半兵衛を追いかけるように、私もお2人の後ろを追いかけてやっています。今回も奈津の“おてんば”は健在です。前回ほどではないですけど、ちょっと“おてんば”しましたね(笑)」と、いたずらっぽく笑って見せた。

<あらすじ>
用人の勝谷(岸部)に誘われ、箱根への温泉旅行へと出かけた半兵衛(水谷)。旅籠へやってくる と寺社奉行の田代孫三郎(本田博太郎)が突然立ち寄り、部屋をあけろと大騒ぎになっていた。女将のお豊(岸本加世子)らが大慌てで部屋を確保したものの、今度は陪臣風情とは同宿できぬと、病気であるにもかかわらず出石藩家中の岡井鉄三郎と息子の弥八郎(稲葉友)を追い出そうする。これは放っておけないと立ち上がった半兵衛だが、岡井父子は仕方なく部屋を出るという。ならばと半兵衛らは、動くことができない鉄三郎を戸板に乗せて弥八郎と塔ノ沢へと送り届ける。やれやれと帰宅した半兵衛と勝谷だったが、なんと今度は奈津(檀)に縁談が持ち上がっていた。心中穏やかではない半兵衛、勝谷が持参した紹介状に関心がない風を装うものの、なんだかんだで見てしまい……。

PICK UP