高嶋政伸、綾野剛を絶賛「久しぶりにすごい役者さんに…」

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綾野剛が主演を務める木曜ドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)。8月9日放送の第4話から高嶋政伸が出演し、綾野との気迫溢れる演技を繰り広げることが明らかになった。

綾野が“企業買収”のスペシャリストで、外資系投資ファンド「ホライズンジャパン・パートナーズ」の代表取締役を務める鷲津政彦に扮し、「ハゲタカ」とバッシングを受けながらも日本の名門企業を次々と買収し、再生していく様子が描かれているが、第4話から第2部に突入。第1部のラストから9年後となる2010年に舞台を移し、国内有数の大手総合電機メーカー「あけぼの」を巡る買収合戦が描かれていく。

今回、高嶋が演じるのは、国内有数の総合電機メーカーの買収を目論む鷲津の前に立ちはだかるPCメーカーのカリスマ経営者・滝本誠一郎。会社の事業拡大のためなら手段を選ばない野望に満ちた男で、「情報収集と迅速な行動こそがビジネスチャンス」と語るその姿はどこか鷲津と似通った部分もある。

そんな滝本を演じた高嶋は、「上辺だけではない、内に秘めたパワーで演じないと滝本という人間は出来ないのではないかという気がしたので、とにかく練習を積み重ねました」と役作りについて明かし、「眠りながらでもセリフが言えるようになるくらいに染み付いてから初めて滝本のキャラクターを作れると思ったんです」と理由を説明。そうして演じていく中で、滝本の欲望に満ちたカリスマ経営者の面と、弱い人間らしい面を見つけ出したそうで、撮影終了時には「(滝本は)とても面白い役でした」と振り返った。

また、綾野との共演は2度目だが、ガッツリと対峙するのは今回が初。高嶋にとって素晴らしい時間となったようで、「綾野さんの気迫をあらためて感じることができました。性根を据えてやらないと吹き飛ばされてしまうと思うほど、久しぶりにすごい役者さんにお会いした気がします。俳優とは「人に非ず」と書くくらいで、どこか壊れている部分があると思うのですが、綾野さんはそういった部分を大切にされていて、なおかつ、私からもそういう部分を引っ張り出してくれる方でした」と、役者としての強いパワーを肌で感じたと賛辞の言葉を贈った。高嶋自身も「ややサディスティックな面を持ち合わせた怪人が、またひとり誕生したような気が(笑)」と語った、滝本というキャラクターの登場に期待が高まる。

また8月2日には、第1部ラストとなる第3話が放送。父・重久(利重剛)に代わり、日光みやびホテルの新社長に就任した松平貴子(沢尻エリカ)のもとに現れた鷲津は、ホライズンジャパン・パートナーズが日光みやびホテルを買収することを宣言。秘密裏に地元の取引銀行からは債権と株式を、さらには行方をくらましている珠香(木南晴夏)の夫・寿(池田良)の持ち株をも手に入れていたホライズンに、貴子も、その場に居合わせた芝野健夫(渡部篤郎)もがく然。しかしそんな貴子に、鷲津は「このホテルを手に入れようとしているのは、奪うためでも壊すためでもない」と話し……。

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