V6井ノ原快彦、寺尾聰の言葉に涙…『特捜9』撮了に感慨

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V6井ノ原快彦が主演を務める連続ドラマ『特捜9(とくそうナイン)』(テレビ朝日系、毎週水曜21:00~)最終話が、6月13日に15分拡大で放送。この度、井ノ原をはじめ、羽田美智子吹越満津田寛治田口浩正山田裕貴原沙知絵、そして寺尾聰がクランクアップを迎えた。

同ドラマは『警視庁捜査一課9係』シリーズがあらたな形で『特捜9』としてスタート。9係のメンバーたちが、当別捜査班として再集結し、井ノ原演じる主任・浅輪直樹のもと、難事件に挑む姿を描く。

最終回は、法務大臣夫人が刺殺された事件を追う中、9係が解散させられた“1年前の事件”と寺尾演じる宗方が警察を辞めることになった“5年前の事件”の真相が浮かび上がってくるという謎に満ちたストーリーが描かれるが、特捜班そろっての最後の撮影シーンは、未来を予感させる和やかな場面。

まず特捜班のセットでクランクアップを迎えたのは井ノ原、寺尾以外の6名。抜群のチームワークを誇る特捜班らしく撮影はスムーズに進み、最後のカットを終えた直後、「これにて、特捜班は終了!」と監督から声がかかると、スタジオから一斉に大きな拍手が沸き起こった。その後スタッフから大きな花束を贈られたキャストたちは、それぞれ感無量の面持ちで感謝の思いを語った。 

井ノ原&寺尾のバースデーセレモニーでも涙を流した山田は「このドラマに参加させていただいたことは自分にとって、ものすごいご褒美だなと思いながら、日々演じさせていただきました。もし続きがありましたら、どうか新藤をクビにしないでください!」と再び涙を流して懇願。井ノ原がやさしくティッシュを差し出す場面も見られた。

山田の涙につられたのか、その後は涙を浮かべながらのあいさつが続き、クールな吹越が「今、ものすごく寂しい気持ちです……」とサングラスの奥で涙を光らせると、羽田が「まさか……やめて!!」ともらい泣き。羽田もまた、「12年間でここまで成長を遂げたイノッチの姿はまぶしくて美しくて、頼もしかった! 本当に愛おしいチームだなと実感しています」と涙をこらえながら、メンバーへの愛を語った。

そしてついにラスト、井ノ原と寺尾は警視総監室でのシーンに臨み、すべての撮影が終了。第1話で特捜班に任命されたのもこの警視総監室であり、最初から最後まで演じきった井ノ原は「OK!」の声がかかると、寺尾と向き合い、がっちり抱き合った。

“主任”として、そして“座長”として作品を引っ張ってきた井ノ原は「この3か月、主役ってどういうものなのだろうと、自分に問いかける日々でした。でも『お前が主役だから俺は出るんだ』と寺尾さんに言っていただけたことが、何よりも僕の宝物、そして力になりました」と途中、涙で声を震わせながらも爽やかな笑顔で語った。

寺尾はそんな井ノ原を頼もしそうに見て、「今ハッキリわかるのは、井ノ原快彦が主役として“太さ”を見せてくれるようになったこと。これからの井ノ原快彦がとても楽しみです!」と称えていた。

また、特捜班メンバーのクランクアップから遡ること数日、新人鑑識課員・佐久間朗役を熱演してきたジャニーズJr.の宮近海斗も撮影終了。先輩の井ノ原から「今日で最後です! ありがとう!」と花束を贈られた宮近は、充実感いっぱいの表情で「最初はとても緊張したのですが、毎回、現場に来るのが楽しみでした。自分自身、もっともっと成長して、次に皆さんとお会いする時は、“朗くん”じゃなくて“朗さん”になれるよう頑張りたいと思います!」とコメント。羽田が「それは、本物の“あきら”さん(=寺尾聰)がいらっしゃるからなかなか難しいかもね(笑)」と応じると、スタジオは大爆笑。最後は“本物のあきらさん”こと寺尾と並んで記念撮影をしてもらい、大感激していた。

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