『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』（テレビ朝日系、毎週日曜9:30～）に、新キャラクター「ルパンエックス／パトレンエックス：高尾ノエル」が登場することが明らかになった。演じるのは、アクロバット技に定評のある俳優の元木聖也で、6月24日放送の第20話から“謎の男”として出演する。

「快盗」と「警察」をモチーフに、シリーズ史上初のW戦隊でもある同作品。異世界犯罪者集団・ギャングラーに奪われた宝物“ルパンコレクション”を「快盗」として取り戻そうとする3人組のヒーロー・ルパンレンジャーと、「警察」の戦力部隊としてギャングラーの殲滅のために戦う同じく3人組のヒーロー・パトレンジャーを主人公に、6人の若者たちが互いに宿敵であることを認めつつ、ある時は対立し、ある時は共にギャングラーとの戦いに臨んできた。

今回、そんな6人の前に新たに現れるのは、ルパンレンジャーにもパトレンジャーにも変身できる戦士・ノエル。ある時は銀色の快盗「ルパンエックス」に変身し、またある時はホワイトにゴールドのラインが入った特別仕様の制服に身を包んだ国際警察「パトレンエックス」に変身するという。

何をするにもキザで身振り手振りも大きいノエルは、魁利（伊藤あさひ）らルパンレンジャーたちには「僕も快盗さ」と語り、圭一郎（結木滉星）らパトレンジャーたちには「僕は国際警察フランス本部の人間だ」と語り、“Xチェンジャー”を使って目の前で自在に両方の戦士に変身してみせるノエルに、魁利や圭一郎ら6人は大混乱することになり……。

7人目の新たな主人公となるノエルを演じる元木は、16歳の頃から壁や段差をまるで飛び跳ねているように移動する“パルクール”などのアクロバットを始めており、その腕を活かして2011年からのミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンに出演。

瞬く間に話題になり、その後も数々の舞台に抜擢され、16年にはライブ・スペクタクル『NARUTO－ナルト－』ワールドツアーで主演・うずまきナルトを、翌17年には超体感ステージ『キャプテン翼』でも主演・大空翼を熱演。2.5次元ミュージカル界で不動の人気を誇る存在だ。

今回、変身前のノエルもアクロバット技を披露する元木は「台本を読んだ際に『無駄に華麗なアクロバティック技を披露！』と書いてあったので、本当に無駄にたくさんやらせていただきました（笑）。ただのバク転やバク宙だとつまらないので、いろいろな技を盛り込んでいます。その現場にはパトレンジャーの3人（結木、横山涼、奥山かずさ）と魁利（伊藤）がいたのですが、『見たい！』と言って見学してくれたんです。終わった後は『同じ人間じゃない』って言われました（笑）」と撮影でのエピソードを明かし、「それほど皆さんが見たことのないような技を披露しているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです」とアピール。

さらに、「ルパンレンジャー側とパトレンジャー側を行き来するノエルは最初とても謎の多い人物に見えると思いますが、実はいろいろなことを知っている上で『すべてをいい方向にしよう』と考えて動いている人。目線一つにもいろいろな意味を持っているので、そこを意識していきたいと考えています。特に温水洋一さん演じるコグレさんには『何か裏で企んでいるのかな』と感じるような顔を見せているので、注目していただきたいですね」と見どころを明かしている。