#おっさんずラブがTwitter世界トレンド第1位!貴島P「これは人が人を好きになる“普通の純愛ドラマ”」

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#おっさんずラブがTwitter世界トレンド第1位!貴島P「これは人が人を好きになる“普通の純愛ドラマ”」

【『おっさんずラブ』が幅広い層の人たちが楽しめる作品になった理由】

エスム:改めて、この作品を作る上で、1番大切にされた点は?

貴島P:とにかく真剣に「“人が人を好きになる、普通の純愛ドラマ”を作る」というのが全てなんじゃないか、という話を脚本の徳尾さんとしました。「男性同士の恋愛だからこう……」とかではなくて、「過去の名作と呼ばれる王道恋愛ドラマなら、こうなるよね?」という風に考えてみたり。武川と牧が別れた理由も「ゲイだから何か重い理由があって別れた」とかではなくて、すごーく普通の理由(生活の不一致)で別れたんじゃない? だって恋愛ってそうじゃない? って。『おっさんずラブ』はLGBTに関する、世間への何か大きな目標を掲げているわけではない。そんなの私にはおこがましいとすら思っていて。だからこそ、自分たちの中にある「最近の恋愛で、彼氏がこうで~」とか「奥さんとの出会いは~」みたいな与太話から物語を作って、“誰もが共感できる、恋だの愛だののお話”として描いていこうと。それで結果、何かが生まれるのだとしたら、それは嬉しいことだなと思います。

エスム:そういうアプローチで作られたからこそ、『おっさんずラブ』は、「男性同士の恋愛ストーリーに、性別セクシュアリティを問わず幅広い層の人たちが感情移入して楽しめる」革命的な作品になったんですね……。ところで第6話では、牧の実家に春田があいさつに行ったかと思ったら、終盤、思いもよらない展開に。視聴者に大きな衝撃が走り、「#おっさんずラブ」がTwitterの世界トレンド第1位になりましたが(笑)、果たして最終回はどうなるのでしょう?

貴島P:単発ドラマを超えるラストを……という思いはあります(笑)。最終話のタイトルは「HAPPY HAPPY WEDDING!?」、33歳のダメなアラサー男が「愛って、人を好きになるって、一体なんだろう」っていう普遍的な問いに挑む成長物語です。春田というダメダメなアラサー男子がどういう風に成長して、何を選ぶのか? というラストに注目していただきたいです。

エスム:ああもう、気になって仕方ない! ほんとこのドラマ、最初から最後までドキドキさせられっぱなし!(笑) ちず(内田理央)やマロ(金子大地)も含め、みんなが幸せになれるラストでありますように!

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