#おっさんずラブがTwitter世界トレンド第1位!貴島P「これは人が人を好きになる“普通の純愛ドラマ”」

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#おっさんずラブがTwitter世界トレンド第1位!貴島P「これは人が人を好きになる“普通の純愛ドラマ”」

【フォロアー460千人超え!インスタグラム「武蔵の部屋」誕生のきっかけは…】

エスム:各話、随所にこだわりが感じられる演出があり、また「回を重ねるごとに、どんどんテンションが上がっていっている」と感じたのですが、現場はどんな様子ですか?

貴島P:キャストの皆さんが、すごく楽しんで役を生きて下さっていて、その仲の良さが画面に出ているのかもしれません。また、私や監督をはじめスタッフも若い人が多いチームなので、お互いに意見を言いやすい空気が現場にあったのかも。例えば、1話に出てきた春田の「不動産虎の巻」の中身は、現場に行ったら既に助監督さんが、超ヘタクソなイラストと、温かみありまくりの文章を作っていてくれて。あと、5話で春田と牧がデートをするシーンでは、知らぬ間に牧がアイスコーヒー、春田がメロンソーダを持っていて。あれは美術スタッフのアイデアなのですが、現場で「絶対そうだよね! これ、誰が考えたのー?」って盛り上がりました。みんなが脚本を受け取ってから妄想を働かせて「ドラマの世界観を広げよう」と、愛を持ってドラマ作りをしてくださるのが嬉しいです。

エスム:夜景の光がハートになる演出を見たときは、「えぇ!?」となりました(笑)。SNSでも話題になっていましたね。

貴島P:1話の部長の告白シーンですね!その演出も、カメラマンと照明チーフがイッシッシって何か企んでいて(笑)。一体何をやるんだろうと思っていたら、夜景がハートになっていて思わず爆笑しました。こんな風に、みんなが「何かをしてやろう」「挑戦したい」という空気が、いい方向に働いているのかもしれないですね。

エスム:また、インスタグラムを使った仕掛けやpixivとコラボしたイラストコンテストなど、ユニークな広告戦略も話題になっています。

貴島P:これも結果論というか、深い戦略などはなくて。インスタグラム「武蔵の部屋」(春田の隠し撮りを収めた黒澤の秘密のライブラリー)が誕生したきっかけも、宣伝チームとキャッキャ話している中で「部長のインスタアカウントとか、あったら面白いんじゃない?」というアイデアが上がって「それ、めちゃくちゃ良い! やってみる?」という感じで、ポップに実現しました。

エスム:サイネージ広告も、キャラクターそれぞれ面白かったです。

貴島P:私が好きな“お酒の広告”があるんですが(物憂げな人物写真に短いコピー)、このテイストでやりたいんだけど……って提案したら、皆さんノッてくれて。そんなチームのみんなにとても感謝してます。「面白いと思ったら、大変そうでも信じてやってみよう」という熱意とフットワークを持ったメンバーと仕事をできているからこそ、実現できた事だと思います。

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