東出昌大、主婦から世界的デザイナーになった『激レアさん』への解説が「分かりやすい」と絶賛

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5月28日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)で、“ 知らぬ間に世界的ファッションデザイナーになっていたオカンとその才能を見出した息子”が紹介され、ゲストの東出昌大の解説が「的確だ!」と、インターネット上でも注目を集めた。

今回、激レアさんとして登場したのは、チアキさん&リョウタさん親子。パリコレに出演した経験を持つ東出は、2人の正体を知ると「(世界に進出するファッションデザイナーは)日本の服飾史を紐解いても片手で収まる人数」と感動する。

2人がファッション業界から注目を浴びる前、実は会話がまったくない親子だったという。その理由は、リョウタさんが小学生だった頃までさかのぼる。当時彼が着ていた服はすべてチアキさんの手作りだったそう。ある日、クラスメートからその服をイジられ、リョウタさんは学校に行くのが億劫になるほど悩み始める。

同級生と同じようにスポーツブランドの洋服を着たいというリョウタさんのために、チアキさんが買ってきたのは“アジデス”のような変な名前のジャージ。もちろん他意はなく購入したが、どこかズレているチアキさんにリョウタさんは「オカンには頼らない」と心に誓い、チアキさん自身も「息子に提案するのはやめよう」と決めたとのこと。結果的に2人は普通の会話すらしない状態に陥ってしまった。

それから数年後、リョウタさんはチアキさんに何も言わないまま上京し、3年間音信不通の状態が続く。その間、彼は好きだった服飾系のブランド・リトゥンアフターワーズに就職していたのだ。同ブランドの名前を聞いた瞬間、東出が絶句。じつは、リトゥンアフターワーズのショーに裏方として手伝いをした経験があるそうで、リョウタさんは「(その頃、東出に)2度ほど会ったことがある」と回顧。それを聞いた東出は取り乱すほど驚いていた。

海外に進出してブランドを立ち上げる夢を持っていたリョウタさんは、自分の実力をアピールするべく世界的に有名なイベント「ITS」に出展しようと考える。「ITS」とは、イタリアで開催される欧州最大級のファッションコンテスト。世界80か国から1万人以上が応募し、コンテストに出場できるのはわずか40組である。

イベントにはエントリーしたものの「自分らしさ」の壁にぶち当たり悩むリョウタさん。そんな時、母親が作ってくれた服を思い出す。「欲がないのが魅力的」と思ったリョウタさんは、3年ぶりに実家に帰り、チアキさんに洋服の絵を描くことを要求。チアキさんは文句も言わずに20枚描いたのだとか。彼女の自由でダイナミックな絵を見た東出は、デザイン画は同じような規格で描くのが普通だと前置きした上で「いっさい(知識が)ないと、自由なものが生まれる」と評した。

それから数週間後、チアキさんの絵をもとにした洋服や小物が、東京で開催された展覧会で展示されることに。この奇抜な作品が話題を呼び、でんぱ組.incへ衣装提供するほど名が知られることになった。そして、とうとう「ITS」のファイナリストに選出される。この快進撃について東出は「イギリスやフランスの服飾学校を首席で卒業した連中が行きたがるんですよ。それを全部蹴落としての40人に入っているのが……ウソだろ!? って」と熱弁した。

このイベントに出演したことでイタリア版「VOGUE」編集者から「ミラノにある老舗百貨店のウィンドウディスプレイを担当しないか?」と持ち掛けられたそう。東出は「すごく壮大な話」と言い、無欲の絵が根源で「素晴らしいものだ」と気づいた点、さらにそれを良いバランスで服に落とし込むのは「絶対的な勉強量とセンスがないとできない」とチアキさんはもちろん、リョウタさんも褒めたたえた。

東出の随所にわたるコメントは、ネット上で「東出くんの解説が良かった」「よりリアリティーが増した」「的確で分かりやすい」と話題になっていた。

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