弘中アナ「ペイチャンネルが起こした奇跡」発言が「自由すぎる」と話題に

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5月21日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)で、同局の弘中綾香アナウンサーが、“くだらない理由で外国人を助けたらスリランカの経済を動かした男性”を紹介。 彼女の大胆なコメントがインターネット上で話題となった。

番組冒頭、MCの若林正恭に「悩みを聞いてほしいんですけど」と吐露する弘中アナ。「後輩とコミュニケーションを取るのが非常に下手」と告白。彼らに対し「ちょっと“イイ格好”しなきゃいけないと思ったり、舐められたくないって思ったりします」と本音を語った。しかし“人見知り芸人”の若林には響かず「相談相手を間違いすぎ」と一刀両断されていた。

そんな中、紹介された今回の激レアの体験は、1998年、印刷機の輸出業に携わっていたウエダさんが、駅で困っているスリランカ人のティトを発見するところから始まる。彼は見ず知らずのウエダさんと目が合うなり寄ってきて「ホテルでぼったくられたのでお金がない」と訴えたそう。困った人をほっとけないウエダさんは直接ホテルに連絡。すると電話口で「ティトさまは、当ホテルでペイチャンネルをご利用されています」と報告されたのだとか。なんとティトはペイチャンネルを40時間も視聴していたと言うのだ。心配したウエダさんは彼に現金1万円と名刺を渡してその場を後にした。

それから3か月後、スリランカに戻ったティトから「結婚するから母国に来てほしい」と懇願される。交通費は自腹で、スリランカまで向かったウエダさんだが、結婚式を終えた後、ティトが勝手にセッティングした講演会で講師をすることに。たくさんのスリランカ人の前で日本のことを話すことになり、やったこともない空手の型を披露したり、着ていた服を指さし「この服の原料はペットボトルです」と話したりしたのだとか。講演後、あるスリランカ人がウエダさんを大量のごみ山へ連れ出し「リサイクルできるか?」と質問してきたそう。当時、同国では分別されずに集まったゴミが原因で、山火事や近隣住民への健康被害が出ており、問題になっていたのだ。

日本に帰国後、ペットボトルリサイクルに詳しいコニシという男性と知り合ったウエダさんは、彼と共に再びスリランカへ向かうことに。そこで、日本で貯めた1600万円を投入し、ティトを含む従業員と共にペットボトルリサイクル事業を立ち上げた。まず、ゴミ分別の啓蒙活動からスタートし、地道に活動。そこで、日本から約13億円の助成金の話が持ち上がる。大喜びした面々だったが、当時のスリランカでは、各地でテロが発生しており、結局その話も立ち消えになってしまったそう。

地元の人から「ウソつき」と呼ばれたり、ティトがショックで会社を辞めたりするなど、たくさんの困難があったが、それでも諦めなかったウエダさんは“ゾウのフン”で再生紙ができることを発見する。ゾウは繊維質の多いものをたくさん食べるが、消化しきれなかった繊維をフンとして排出する。つまり、それは再生紙の工場で行う手順がゾウの体の中でも行われているということなのだ。ここに目をつけたウエダさんは、ゾウのフンを使った古紙のリサイクル事業をスタートさせる。当時スリランカでは、食べるものがなくなり街に降りてきたゾウが人間を殺し、人間もゾウを撃ち殺すなど社会問題になっていたそう。当時を振り返り「ゾウのフンから紙を作ることで、ゾウと人間が対立せず、共同で何かをする(きっかけを作れた)」と振り返った。

ここでスタジオは暗転。弘中アナにピンスポットが当たり、ウエダさんの会社の業績がアップしたことを伝えた。「ゾウにとっても人にとってもwin-winの関係。つまりこれは……“ペイチャンネルが起こした奇跡”と言っても過言ではありません」と強調したが、若林はすかさず「こんな演出いいわ!」とツッコミ。弘中アナは笑顔で「滝川クリステル風に(してみた)」と伝え、出演者を笑わせた。

この弘中アナの行動にネットでは「自由すぎる弘中ちゃん」「無駄演出w」「“ペイチャンネルが起こした奇跡”マジパワーワード」などのコメントで盛り上がった。

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