綾野剛、主演ドラマ『ハゲタカ』クランクインで決意「とんでもない壁に挑む」

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俳優の綾野剛が、テレビ朝日の連続ドラマ初主演を果たすことで注目を集める新ドラマ『ハゲタカ』(7月スタート、毎週木曜21:00~)が今月、都内でクランクインし、撮影後に本作にかける意気込みを語った。

外資系投資ファンドを率いる“買収者”鷲津政彦の生き様を描いた真山仁氏の傑作小説をドラマ化した本作。買収劇においては誰よりもシビアなスペシャリストとして、血も涙もない決断を下していく一方で、周囲を惹きつけてやまないカリスマ性を持ち併せる主人公・鷲津を演じる綾野は、オフィス街の一角にスーツ姿で登場。約100人のエキストラと共に、初日の撮影に挑んだ。

撮影されたのは、歩いていくビジネスマンの波を、1人逆方向へ歩く鷲津の姿を印象的に描く第1話の冒頭シーン。監督は『相棒』シリーズの和泉聖治監督が務めるが、綾野は、監督とチームで仕事をするのが楽しみだったといい、「今までにない鷲津像という、僕自身もとんでもない壁に挑まないといけない。一人で作らずに全員で『ハゲタカ』の世界を作っていけたら」とにっこり。撮影中も、和泉監督とモニター前で熱心に意見交換をし合う姿が見られ、「このチームの中に入れて幸せ」としみじみ。

撮影後に報道陣に囲まれると、改めて心境を語り「これからいよいよ始まるんだなっていうところで、攻めに徹していかないといけないんだなという思いがあります。スタッフキャストと共に、最後まで無事完走できたら」と語った。また、オファーをもらった時は「素直に喜びと不安が入り交じったカオスな状態だった」と明かし、「テレ朝さんの連続ドラマは初めて。10年くらい前にスペシャルドラマで出させてもらって以来でしたから、自分を抜擢してもらって嬉しいです。その期待にきちんと応えたい」と嬉しそうな表情を見せていた。

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