弘中綾香アナ「毎年5月病」発言に「癒される」の声

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5月14日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)で、“医師からハリウッド映画監督になった男性”を弘中綾香アナウンサーが紹介。彼女のコメントがインターネット上で話題となった。

番組冒頭、放送が5月半ばということで五月病の話題になり、MCの若林恭平は「大丈夫!」だと言うが、弘中アナは「毎年五月病です」とポツリ。さらに「2本目の収録だとやっぱり……」と裏側を明かし若林を笑わせていた。また今回、“激レアさん”として紹介されたヤマグチさん(43歳)に対し、若林は「(映画監督ということで)イジっていい人なの?」と心配するも、弘中アナは「イジっていいですよ!」とあっけらかんと返答。すかさず、若林から「なんで、上から目線なの?」とツッコまれ、弘中アナの進行にネット上では、「かわいい」「2本目の収録って言っちゃう弘中ちゃん(笑)」「今日もはっちゃけている」「僕もイジって欲しい!」と称賛する声も多く挙がっていた。

今回登場したヤマグチさんだが、留年などすることなくストレートで医者になったエリートだった。しかし、人の死を目の当たりにするようになり「生きるってなんだろう?」と次第に思うように。そんな時、大規模な症例発表会に出席。彼はそのプレゼン中に間違ってグラビア画像をスライドに出してしまい……。オーディエンスからは大爆笑されたが、ヤマグチさんは、“生きる=笑う=幸せ”なのだと導き出し、医者を辞めることにしたそう。そこで、世界中の人を笑わせることを生業にしたいと映画監督になるべく渡米を決意。若林は「芸人とか番組制作ということではなかったんですね」と質問すると「そうですね。世界がターゲットだったので」と回答した。

もちろん監督経験がない彼はアメリカで監督業に専念したいと、日本で1,800万円の貯金を貯め渡米。アメリカでは、映画学校ではなく、演劇学校に入学した。その理由として「将来監督になるうえで、演じる方の気持ちも分からないといけない。ハリウッド俳優を目指す人たちが全世界から来るということもあって選びました」と語った。

まずは、ショートフィルム制作をすることで経験値を稼ごうとしたのだが、俳優が誰も集まらず、当初は脚本、演出、撮影、出演などすべて1人で行っていたのだとか。そんな中、ルームシェアをしていた日本人から「アメリカ人は日本人の名前が覚えづらい」と改名を勧められ、スパイシーマックへと名前を変更する。改名した途端、次回作の出演志願者が殺到。それからというものの、数々の賞に入選する。最終的には、ニューヨーク国際インディペント映画祭で「ショートフィルムSF部門」グランプリを獲得する躍進ぶり。作品のダイジェストを観た若林は「難解なメッセージが込められている」と悩むが、ヤマグチさんは「メッセージはない。ただ水着を撮りたかっただけ」とぶっちゃけスタジオは失笑に包まれていた。

その後、長編映画を手がけたヤマグチさん。資金不足で、番組制作費用はわずか100万円だったそうなのだが、ノーギャラにも関わらず、オーディションに4,000人以上が殺到したり、女優の裕木奈江が出演したりするなど何とか完成。この作品は話題を呼び、2009年、長編映画で日本人監督初となる「メキシコ国際映画祭パルムドール賞」を受賞した。しかし、DVDの売り上げが伸び悩み10万円程度だったとのこと。次回作を制作するための資金もなく、無念の帰国。日本に帰ってからは合コンを繰り返し、無名の映画監督では相手にされなかったそう。そこで現在ヤマグチさんは「人間に必要なのは笑いではなく医学」と医者に戻ったことを明かした。

現在の奥さんには映画監督の過去を隠しているということで、出演者らは「オンエア前に言った方がいい」と注意。最後に若林が奥さんとの出会いについて聞くと「お見合いアプリです」と返答。まさかの回答に若林はもちろん弘中アナも驚いていたが、再びネット上でも、彼のハチャメチャな人生に「波乱万丈すぎ」「作品を観たい!」と盛り上がった。

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