『激レアさん』廃業した映画館に住み再オープンさせた男性特集に「神回」

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4月23日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)は、“あること”がキッカケで廃業したはずの映画館“御成座”を営業する羽目になった男性が紹介された。

今回スタジオに登場したのは、ヨシノリさんと妻のカツラさん。ヨシノリさんは、千葉県で電気通信工事会社を営んでおり、家族4人で平凡に暮らしていた。転機が訪れたのは2011年。秋田県へ長期の仕事へ向かった時だった。住む場所を探していると“貸物件”のボロボロの建物を見つける。当時は誰も寄りつかず、“御成座”の“座”の看板すら取れている状況。映画館だと知らなかったヨシノリさんは「あっ、“ハイツ御成”的なやつね」と集合住宅と勘違い。内見をしてようやく映画館だと知ったという。

しかし、これまで800本以上の映画を観てきたヨシノリさんはテンションアップ。家族に相談することなく、住む場所を“御成座”に決めてしまったという。この話を聞いたMCの若林正恭(オードリー)は「映画好きのヨシノリさんがアパートだと思って吸い込まれたって、ここまでの流れが映画『フィールド・オブ・ドリームス』と一緒です」と興奮した。

1か月5万5千円と破格の家賃で住むことになったヨシノリさん。では、なぜ映画館を営業することになったのか? それは、ヨシノリさんが館内を改修作業していた時のこと。ペンキで外壁を塗っていると、見知らぬ老人に「ここで観た西部劇が最高だった。また観られるといいなぁ」と言われたそう。若林は「マジの話、霊の可能性あるよ。ヨシノリさん! そのおじいさん、これ言い終わった後にスーッとスクリーンに入っていかなかったですか?」と言い「これね『フィールド・オブ・ドリームス』もそうだったの。グラウンド作ったらボールを投げている人がいたの。そしたら藪の中にスーッと」と回想し「このおじいちゃんは“ヨシノリさんに映画館を作ろう”って伝えに来たんだよ」と熱弁した。

それからというもの、町中で「“御成座”が再開する」という噂が立ってしまい、最終的には新聞やNHKからも取材を受けたため、家族を何とか説得して営業にこぎつけたとのこと。再開当時は地元の人でにぎわい、柴咲コウがライブに来るなど大盛況。現在は、本職の仕事で忙しいヨシノリさんの代わりに、カツラさんが館長になって切り盛りしているのだとか。

このヨシノリさんの激レア話にネットでは、「いい話だった」「映画化してほしい」「神回すぎる」とのつぶやきがあり、彼の行動力に心をわしづかみにされる人が多くいた。

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