人気声優の茅野愛衣、梶裕貴、島崎信長が“ゴーちゃん。愛”を語り尽くす

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テレビ朝日のマスコットキャラクター「ゴーちゃん。」が活躍する長編劇場アニメの新作『ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~』が、5月5日(土)の午前10時30分よりテレビ朝日にて放送される。本作は、2017年にゴーちゃん。誕生5周年を記念して作られた長編アニメ『ゴーちゃん。~モコちゃんとちんじゅうの森の仲間たち~』の続編にあたるもの。

本作では、エクスパンダ星から地球に戻ってきたゴーちゃん。が、友達のモコちゃんと再会し、一緒に小学校へ通うことに。人間の言葉を話す不思議な動物・ちんじゅうみんたちと共に愉快な毎日を送っていた2人だが、ある日、地域のフィギュアスケート大会にペア代表選手として出場することになる。

本作では、プロのフィギュアスケーターの荒川静香と織田信成もゲスト声優として参加。さらに、新キャラクターの声を関智一やかかずゆみらベテラン声優が担当する。もちろんちんじゅうみんのキンちゃんや、雄か雌かわからない“グレーゾーン”のカモさんなど、おなじみのキャラクターたちも健在だ。

今回は、モコちゃん役の茅野愛衣さんと、キンちゃんを演じた梶裕貴さん、同じく、ちんじゅうみんのカモさんを演じた島崎信長さんの3人に、地上波放送を控える本作の魅力について、たっぷりと語っていただいた。

――5月5日に地上波放送が決定!

茅野:5月5日ということで、ゴーちゃん。の日に放送できるというのはとても嬉しいことだと思います。今回のゴーちゃん。のアニメは、モコちゃんとゴーちゃん。のフィギュアスケートのお話が中心になります。とても注目度の高い競技ということもあるので、早く皆さんに見てもらいたいです。

梶:昨年初めて長編アニメになった作品を、2年連続で皆さんにお届けできるのは嬉しいですね。フィギュアスケートとゴーちゃん。という組み合わせは、間違いなく楽しいものになるはずですし、キンちゃんとしても大きな見どころがあるので、期待していてください。

島崎:ゴーちゃん。はとってもポップで可愛くて、楽しくて、でもちょっとしんみりしたりじんわりしたり、そういう部分もあるアニメです。お茶の間で見ていただいて、家族で共有したり、学校で話したりしてもらえるといいですね。これからも盛り上がっていくコンテンツだと思います。

茅野:いつかテレビシリーズにできたらいいね、みたいな話をゴーちゃん。ともしていたので、それぐらい子どもたちの身近な存在になってくれたら嬉しいです。

――それぞれ、ご自身のキャラクターを演じる上で気をつけていることは?

茅野:私の演じるモコちゃんは、健気で素直で、周りの人を大切にできる子なんです。感情表現も豊かで、等身大の女の子なので、ああしよう、こうしようと考えるよりは、思ったままに、自然に演じました。事前に準備していくというより、現場での掛け合いの中から生まれたものが多かったように思います。

梶:僕の演じるキンちゃんは、ユニークな見た目でとてもひょうきんもの。ムードメーカー的な役割のあるキャラクターなので、僕もハイテンションで楽しみながら演じさせていただきました。

島崎:カモさんは、最初の収録のときに、いわゆる“グレーゾーン”なキャラだとは言われていなかったんです。台本上でも「カモね」ってカモにかけた口調なだけで、どちらにでも“振れる”キャラクターだったのですが、イラストをよく見てみると、爪が真っ赤だぞと……(笑)。なにやらただならぬ雰囲気を感じるということで、収録現場に入るまではグレーゾーンとそうじゃないパターンの役作りを持っていって、監督に確認しました。そこからは今の方向性でやらせてもらっています。今回は前回よりも出番がピンポイントなので、出てきたときに“すごい奴らが出てきた”と思われるように、キンちゃん同様に、振り切って演じさせてもらいました。

梶:ちんじゅうみんはみんな可愛らしい見た目なので、僕らもすごく楽しいんです。自分でも信じられないくらい高くてするどい声を出しているなと感じるときがあります(笑)。

島崎:そうなんです。ちんじゅうみんだからといって構えるところはなくて、いただいた絵や台本を膨らませていくと、自然とそのキャラクターになっていく。収録は愛に溢れた楽しい現場なので、役に向き合い、自分のできることをやっていくスタンスですね。

――他の声優の皆さんに関してはいかがでしたか?

島崎:僕は今回、モコちゃんのクラスメイトの勝沼くんを演じられた関さんに度肝を抜かれました。もちろん『ドラえもん』のスネ夫を演じてらっしゃる方なので、当然といえば当然なのかもしれませんが、この年齢のキャラクターをここまで堂々と、自由に演じられるものなんだ、と。僕の場合は、年齢の幼いキャラクターを演じるときには構えてしまったり力んでしまったりする部分があるのですが、関さんは軽やかに、悠々と、自然体でした。

茅野:エンドロールでは、勝沼くんとちんじゅうみんとのやり取りとか、物語では描かれてない部分が見られたりするので、そこも可愛かったです。勝沼くんはクラスのリーダー的な存在で、小学生あるあるなんですけど、ちょっと気になる子をいじめちゃうんですよね。関さんはそういう部分も、すごく自由に表現されていました。

梶:関さんはもちろん、ちんじゅうみんのタマリン長老を演じられた杉田(智和)さんもすごかったですね。完成版を見て、あらためて杉田さんのユニークな表現に驚かされました。この作品は子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめるアニメですが、杉田さんのお芝居がその最たるものだと感じました。大人でも思わず笑ってしまう表現がすごいな~と。あと、モッフンを演じているこやつタイムさんも本当に可愛らしいお声で、声優が本業ではないのに、本当に素敵でした。あとは織田信成さんや荒川静香さんなど、プロフィギュアスケーターの方も声優として登場されているので、そのあたりも見どころですね。

茅野:織田さんのキャラは織田山くんというんですけど、織田さん、そのまんまにしたってスタッフの方がおっしゃっていました(笑)。

島崎:僕、個人的には織田と信長が揃ったなって(笑)。

一同:あはははは。

茅野:2人でイベントやってほしかったです(笑)。

島崎:僕は織田家とは何の関係もないので恐縮ですけど(笑)。

茅野:私は、「荒水さんのイナバウア!」とか、プロの人の専門用語をアニメの中で聞けて嬉しかったですね。エンドロールにプロフィギュアスケーターのお二人と一緒に名前が載ることなんてなかなかないので、すごく光栄でした。

――皆さんフィギュアスケートはご覧になりますか?

茅野:平昌オリンピックでは、ちょうどテレビをつけた瞬間に羽生結弦選手が滑り出していて。私、基本的には自分が見ていることで選手が失敗したら嫌だと思って、スポーツは見ないことが多いんですけど、このタイミングでテレビを点けたということは、これは運命だと思って、見させていただきました。何度、テレビを消そうと思ったことか(笑)。私が見たせいで失敗してしまったらどうしようって。

島崎:引っ張られてしまうんじゃないですかね。大きなエネルギーに。

茅野:そうかもしれません、へんな思い込みがあるんです。もう心臓がバクバクしちゃって、ここ数年で一番のドキドキを味わいました(笑)。でも無事に羽生選手と、宇野昌磨選手が1位と2位を獲得されてよかったです。これからは見ても大丈夫だなって(笑)。

梶:日本人選手が1位、2位というのはすごかったですよね。羽生選手にいたっては2大会連続で金メダル。声優とフィギュアスケートは、職業は違えど、プロとしての技術とかメンタルとか、そういうものをキープするという面において、共通する部分もあると思うんです。羽生選手は、それを少なくとも4年間以上キープし、トップで居続けた。本当にすごい選手なんだなと改めて感じましたし、特番などで彼らのアスリートではない素の部分面を見ても、人間として素敵だし、可愛らしい人なんだなと思いました。そんな“人間として魅力的な部分”が演技にも表れているんだろうなって。

島崎:梶さん、さすがすごい洞察力。僕はドにわかなんで、ただただ、すごいなと思いながら見ていた一般市民です(笑)。

――では最後に、地上波放送に向けて見どころを!

茅野:今回はゴーちゃん。とモコちゃんの絆の物語になっています。一作目とはちょっと違って、学校でのゴーちゃん。やモコちゃんの様子が描かれています。クラスメイトやちんじゅうみんとの絡みもあるし、みんなの違った一面が見られると思います。島崎さんもおっしゃっていた通り、年齢に関係なく楽しめる作品になっているので、ぜひお茶の間でも、みんなでゴーちゃん。を応援してあげてください。

梶:今回は明るく元気なキンちゃんの初恋をする姿が見られます。ちょっと照れたりする可愛い面が目立っているので、ご覧になっていただければ、もっとキンちゃんのことを好きになっていただけるはずです。よろしくお願いします。

島崎:このアニメは家族でも友達でも、誰が見ても楽しめる作品だと感じています。今回は新しいキャラクターが登場したり、新しいことにも挑戦したりします。キンちゃんの恋もありますしね(笑)。カモさんも含め、いろんなちんじゅうみんの姿を見ることができます。皆さんにもっともっとゴーちゃん。の世界を感じていってほしいですね。

※「崎」は正式には「たつさき」

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