沢村一樹、伊藤歩と初共演で「斎藤工くんの顔がチラつく」

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テレビ朝日系にて4月15日(日)21時より放送されるドラマスペシャル『CHIEF~警視庁IR分析室~』にて、沢村一樹伊藤歩が初タッグを組むことがわかった。

本作は、現代社会において武器にも身を守る手段にもなりうるツール“情報”に対応するべく、警視庁が立ち上げた「IR分析室」が舞台。都内各所に何千と設置された防犯カメラ、そしてGPS追跡装置などを駆使し、被疑者や参考人を追跡・監視しながら捜査を進める、という名目で設立された最先端部署だ。

しかし実際は、本来の設立趣旨とは異なり、捜査一課のサポート役、つまり“下請け”のようなポジションを担う日々。そんな状況を打破しようとするのが、沢村演じる本作の主人公・深町功太郎。元捜査一課のエース刑事にして「IR分析室」の主任(=チーフ)でもある深町が、部下で“バディ”の泉本乃梨子(伊藤)と共に、情報とテクノロジーを駆使した捜査と、刑事らしい足を使った捜査で、事件の真相を暴き出していく。

物語の発端は、都内の路上で建設会社社長が銃殺された事件。目撃者から証言を得るため、ある男性に接触した深町は、その男性の妻が5年前に事故死していたことを知る。しかし、男性は亡くなったはずの妻が生きているかもしれないと主張。殺人事件とは無関係の捜査に乗り出した深町は、やがてその妻だった女性が、ある人物に“なりすましていた”ということを掴む。一見無関係に思えた、殺人事件と5年前の事件。捜査を進めていくうち、意外な接点が次々と浮かび上がっていく……。

沢村は、台本を読んだ印象を「“難しいストーリーなのかな”とも思ったのですが、物語が進むにつれてたくさん張られている伏線がだんだん繋がっていくので、映像になったときの面白さを感じました」と告白。「事件の本線だけでなく、そこに絡んでくる2人の女性の物語も、視聴者のみなさんをドキドキさせるのではないでしょうか」と期待を寄せる。

演じる深町功太郎という役については、「ふわっとしているのですけど、その分部下を信頼しているのだと思うんです。いろいろなタイプの上司っていると思うのですが、深町はぼんやりしているように見せかけてちゃんと目を配っている、という男ですね」と説明。「IR分析室」という架空の部署が舞台ということについては、「捜査一課の捜査とはちょっと違った手法をとりますし、アプローチの仕方も違う。でも実は一課が見逃しているようなことも気付いたり、演じていて新鮮で楽しかったですね。“IR分析室”のメンバーたちのキャラクターも個性的で面白いので、注目していただきたいです」とアピールした。

また、初共演となる伊藤については、「どうしても『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』での役の印象が強くて、斎藤工くんの顔がチラついてしまいました(笑)」と冗談めかしつつ、「あの役がすごく強い女性だったのですが、実際の伊藤さんは穏やかな方で、かわいらしい女性」と印象を述べ、「芝居の前に伊藤さんと2人で、これからやるシーンについていろいろ話をしたり……。2人で演技を作り上げるということが多かったですね」と明かした。

最後に、「確かに最近は街中に防犯カメラも増えましたし、SNSなどの普及もあってプライバシーというものは減ったかもしれません。だけど、犯罪の抑止力という面で言えば、必要なんだとは思いますし、警察組織がどのくらいそういったことを管理できるか、にかかってくるのではないでしょうか。これからの時代に則したテーマの設定・ストーリーですし、深町が事件とはまったく違った部分の謎解きをし導き出す真実、にも是非注目していただきたいです」と視聴者にメッセージを送った。

バディ役の伊藤も、「本当にたくさんの伏線が張り巡らされていて、誰が犯人なのか最後の最後までわかりませんし、“見逃せない!”という要素がたくさん詰まっています」と作品について述べ、「『CHIEF~警視庁IR分析室~』というタイトルを見ると、情報やテクノロジーを駆使した捜査、という印象ですが、実際は深町が足を使って自分の感覚で事件の真相に迫っていくという部分も……。両方のバランスがうまくとれたドラマになっていますのでお楽しみに!」とコメントを寄せた。

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