岡田結実、原作・中山七里が絶賛「純朴さがヒロインそのもの!」

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岡田結実が主演を務める春のミステリーナイト『静(しずか)おばあちゃんにおまかせ』(テレビ朝日系)が3月23日(金)23時25分から、30日(金)23時15分から2週連続で放送される。この度、原作者・中山七里氏が、撮影現場を訪問し、ヒロイン・高遠寺円役の岡田に力強いエールを送った。

この作品は、正義感120%ながらまだまだ半人前の法学生・高遠寺円(岡田)と捜査一課刑事・葛城公彦(要潤)がバディを組み、元裁判官である円の祖母・静(草笛光子)の援護を受けながら事件の謎を解いていくミステリードラマ。“どんでん返しの帝王”と称されるミステリー作家・中山氏の同名小説を映像化したもの。

主人公の円は、疑問を抱いたらどんな相手にも“忖度”なしで突き進んでいく、“猪突猛進ガール”。そんな一途なヒロインを、岡田が体当たりで熱演する。岡田は、映画『傷だらけの悪魔』(2017年)に出演したことはあるものの、ドラマは初。現在17歳の岡田が、実年齢よりちょっぴり年上の19歳の女子大生・円を溌剌と演じていく。

この日は、都内のスタジオで高遠寺家のシーンを撮影しており、撮影を見学した中山氏は「初めてのドラマに私の作品を選んでいただいて光栄です。純粋培養みたいなところが、原作のヒロインそのものだなと思いました。非常に“当て書き”に近いものがありますね!」と、岡田を激励。太鼓判を押してもらった岡田は「先生から“ピッタリです”と言っていただけて、本当にうれしい! 原作のイメージを残しつつ、私なりに円を演じられたかな」と、ホッとした表情を浮かべていた。

さらに、中山氏は“静おばあちゃん”を演じる草笛の大ファンであることも告白。「実は、執筆当初から草笛さんを念頭に書いていたので、配役を聞いたときは何かのドッキリかと思いました。また、要潤さんについては、かつて子どもと一緒に『仮面ライダーアギト』を見ていたので、まさかお会いすることができるとは……! 自分の思い入れがさまざま重なって、今回のキャスティングを見たときはひとりで笑ってしまいました(笑)」と、理想的なキャスティングであることを明かした。

そして迎えたクランクアップ! 先に要が出演シーンを撮り終えたところで、岡田は感謝の思いを伝えようとするものの、こらえきれず涙が頬をつたう……。初主演というプレッシャーを抱えながら真摯に演技に取り組んできた岡田の涙に、要やスタッフが思わずもらい泣きするひと幕も……。

その後、撮影を再開し、ついに岡田と草笛の全シーンが終了。監督から花束を贈られると、岡田は瞳を潤ませながらも、充実の笑顔。「クランクアップは寂しいですが、円からいろいろなものをもらったなと感じているので、感謝の思いでいっぱいです。この経験を糧に、もっともっと頑張っていこうと思います!」と語り、初主演ドラマという大仕事を締めくくった。

放送を前に、岡田、中山氏それぞれからメッセージが届いた。

<岡田結実コメント>
このドラマは、円が静おばあちゃんの知恵を借りて事件を解決していく痛快なミステリーですが、皆さんの心の中にある“正義感”について改めて考えさせられる作品でもあります。そういう面も重ねながら楽しんで見ていただけたらうれしいです!

<中山七里氏コメント>
“これが日本のおばあちゃんだ!”ということでしょうか(笑)。“おばあちゃんと孫娘”という関係性にはどこかノスタルジーが漂いますが、それは昔の日本には、知恵と愛情に満ちた、高遠寺静のようなおばあちゃんがたくさん存在したからだと思います。この作品には、そういう方々へのエールや愛情を込めたつもりです。視聴者の方々に“こんなおばあちゃんがそばにいたらよいな”と思っていただけたら、このドラマは100%成功ですね!

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