甲子園初戦敗退続いた“モリフ”澤田監督、生徒との関係に「慕われっぷりに泣けた」

公開: 更新:

若林正恭(オードリー)が研究員、弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)が研究助手を務め、実際に“激レア”な体験をした人=激レアさんを“研究サンプル”としてその体験談を紐解いていく『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜 23:15~24:15 ※一部地域で異なる)。3月5日の放送では、甲子園に7回も出場するも全部初戦敗退だったという監督が登場。どうして負け続けたのかを振り返ったが、それよりも監督と生徒との間に垣間見えた“関係”にインターネット上でも「泣けた!」と反響だった。

塚本高史岡田紗佳をゲストに迎えた今回、少しコワモテな印象の“サワダさん”(澤田真一)という激レアさんが登場。25歳という若さで盛岡大学附属高等学校野球部、通称「モリフ野球部」の監督に就任。モリフ野球部の部員人数は9人のみで、まるで「ROOKIES」のように荒れていたという。甲子園に出場できる確率は約1.2%。そんな狭き門を目指して奮闘し、自らを「モンスター監督」と話すサワダさんの熱血指導が始まり、努力の末、「モリフ野球部」は監督就任5年目で甲子園に初出場を果たした。

しかし、夢の甲子園に浮かれてしまい選手以上に緊張してしまったというサワダさん。いくつものミスを重ね、敗因は“JK不足”だと振り返った。JKとは準備・確認の略で、「舞い上がってしまいました。本来なら、ビデオを借りて相手の投手の研究とかをしないといけないのですが、そんなことは全くしなかった」と。そして試合後の監督インタビューでは、全国の高校野球ファンを敵に回すことになる、衝撃の一言も。負け試合のインタビューの場合、「選手たちはよくやってくれました、敗因は私」といったコメントがよくあるが、サワダさんは緊張してか、「小石澤(投手)が最悪の出来。最後までダメだった」と選手のせいに……。これには、若林も「言わなくていい言葉1位だよね」と呆れ、スタジオもドン引き。学校にはクレームの電話も続いたという。

その後、「必ず、甲子園に忘れ物を取りにいくぞ!」と気持ちを改め、甲子園出場を重ねるも「新婚浮かれ負け」「ビデオお取り寄せ満足負け」などで初戦敗退が続き、5回目の甲子園で初勝利のチャンスが到来。1点でも取ればサヨナラ勝ちだったのだが、采配ミスで負けてしまった。そして、ついに7回目の甲子園で、サワダさんは最後の夏として気合を入れ、駒大岩見沢高校と対戦。“JK”も十分に行い、万全な状態で試合に臨んだが、3-8で敗北。これまでとは違って、実力を出し尽くして負けだったことで「私の力はこれまでと思った」と振り返った。

そんなサワダさんの教え子たちからVTRが到着。そこには「甲子園に何度も連れてってくれた監督なのに1勝をプレゼントできなかったのは、申し訳ないことをした。モリフに入って、監督に出会って、いろいろ厳しいことも楽しいことも教えてもらい、そのおかげでどんなことにも耐えられる気持ちを育ててもらい、監督には感謝の言葉しかないです」とコメントがあり、サワダさんも「泣きそうになりました。(甲子園は)負け続けましたが、逞しい社会人として頑張っている生徒がいますので、一人ひとりが私の財産です。やってきたことに悔いはありません」。

そんな監督と生徒の関係に、ネット上では「大いに笑い、ほろっと泣いた」「監督、人の良さが滲み出てる」「慕われっぷりに泣けました」「盛附のサワダ監督素晴らしい!」というコメントがあがっていた。

PICK UP