黒木瞳、“ハリウッドの伝説”エリザベス・テイラーが演じたあの名女優役に!

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黒木瞳が、3月24日(土)、25日(日)に放送される“アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル”の第二夜『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』に出演。アガサ・リスティが1962年に発表した傑作ミステリー『鏡は横にひび割れて』が原作で、ハリウッドでも1980年に『クリスタル殺人事件』として映画化された作品だ。今回黒木が演じるのは、エリザベス・テイラーが主演した役どころ。物語の大きな鍵を握る、映画界の大物女優・綵まど香を演じる。

不幸な事故があり、映画界から姿を消していたまど香だったが、13年ぶりに夫の海堂粲がメガホンを取る作品でスクリーンにカムバックすることに。それを記念して、自身が購入した豪邸“神の館”で開いた豪華絢爛なパーティーで、館の元の持ち主が毒殺されてしまう。さらに、その犯人の標的はまど香だったのではないかと見られ……!?

事件の謎に迫っていく中、次第に明らかになっていく、まど香の悲しい過去。愛を求め、愛のために生きてきた綵まど香という女性の生き様を、黒木が艷やかに、そして鮮やかに演じきる。

今回の出演について、黒木は「この作品のお話をいただいて、エリザベス・テイラーが演じた役だと知ったときは正直、“私には無理じゃないかな”と思ったんです。でも、原作の『鏡は横にひび割れて』は、人間の“情”に訴えかける物語であり、とてもオーソドックスなミステリー。そんな作品の魅力も同時に感じ、挑戦してみようと決心しました」とコメント。作品そのものに関しては、「今はミステリーと言うと、いろんな作品があり、トリックもさまざま。この作品にはそういった奇をてらった部分はないですが、逆に登場人物のバックグラウンドをとても丁寧に描いています。そういったところが現代ではなかなかないミステリー作品なのではないでしょうか」と感想を。また、自身の役柄については、「愛に飢えた女性。愛がすべてで、愛に満たされたいと思いながら生きてきたのだと思います。すべての行動原理は“愛”で、世間体とか地位とか名誉とか、そういうことをすべて抜きにして生きている女性――そのように理解しないと演じることが難しい役でもありました」と述べており、黒木がどのようにまど香を演じるのかにも注目だ。

そして、今回が黒木とは初共演となる、主人公・相国寺竜也役の沢村一樹は、「本当に今回が初めましてだったのですが、想像以上に素敵な方でした! 一緒に写真も撮らせていただいたのですが、もうニッコニコで写ってます、僕(笑)」と語っている。

さらに、第一夜『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』にも、豪華すぎるキャストが集結。この作品は、並走する列車の車窓から殺人現場を目撃する……というドラマチックな幕開けが印象的なアガサ・クリスティの傑作ミステリーをドラマ化するもの。日本版を制作するにあたって、クリスティが生んだ人気キャラクター“ミス・マープル”を、“元敏腕刑事にして危機管理のプロ”天乃瞳子として、大胆にアレンジ。天海祐希演じる“和製ミス・マープル”天乃瞳子が、“消えた死体”の謎を追う。

そんな瞳子の捜査への情熱を駆り立てたのは、草笛光子ふんする義母・雀。雀は、車窓から殺人を目撃し、物語のきっかけを作る重要な人物。演じる草笛はかつてミス・マープル役の吹き替えを手がけたことがあり、アガサ・クリスティ作品とは深い“縁”を持つ女優だ。

瞳子の指示を受け、死体が投げ込まれたと思われる豪邸に潜入するスーパー家政婦・中村彩を演じるのは、前田敦子。家事も捜査もそつなくこなし、瞳子の右腕となって事件の謎をひも解いていく女性をはつらつとした演技で表現。また、疑惑の豪邸に暮らす美貌の長女・富沢恵子を原沙知絵、瞳子の動きを苦々しく思っている警視庁参事官を橋爪功が出演。さらに、豪邸で我がまま放題にふるまうワンマン会長・富沢信介を西田敏行が“怪演”で見せる。

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