小日向文世『欠点だらけの刑事』で主演!個性的キャラに「セリフが独特で…」

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小日向文世が、2月4日放送の日曜ワイド『欠点だらけの刑事』(テレビ朝日系、10:00~11:50)で、テレビ朝日のドラマ初主演。シリアスからコメディーまで幅広い役柄に挑んできた小日向だが、「今まで演じたことのないキャラクターに出会った!」と語っている。

この『欠点だらけの刑事』の主人公、百野冬美男(小日向)は、自分の決めたルールを破ることができない、不器用な男。その欠点から芽生えた独特の観察眼を駆使して数々の事件を解決してきた凄腕の名刑事だが、変わり者であるがゆえ、これまで単独行動を認められていた。しかし、ある日突然、大雑把な性格の刑事・万城目千鶴(森口瑤子)とコンビを組むよう命じられ、がく然。まったく性格の合わない凸凹コンビが、有名スイーツプロデューサーの周辺で起きた殺人事件の謎に挑んでいくことになる。

そもそもこの作品は、「自身の欠点を生かして事件の謎に挑む、そういうアプローチの仕方をする刑事がいてもよいのではないか」という着眼点から生まれたオリジナル企画。以前、撮影現場で小日向が身ぶり手ぶりで自身が飼っているエビとメダカについて共演者に熱く語っている姿をプロデューサーが見て、「クセのある主人公をかわいく、コミカルに演じてくださるに違いない」と考えてオファーとのこと。その思いに応えた小日向が、柔和な笑顔を封印し、偏屈な変わり者・百野を熱演している。

小日向は、「これまで2時間ドラマの刑事役はいろいろ演じてきましたが、これだけ人間と交わるのが苦手な男は初めてです。百野の個性が台本にしっかり描かれていたので役作りの苦労は少なかったですが、セリフが独特で、しかもセリフ量が多かったので大変でした。ちょうど舞台の仕事が終わった直後の撮影だったので、心身共に疲労のピークの中、よく乗り切ったなと思います」と、その撮影を振り返った。

また、欠点だらけの刑事・百野にちなんで自身の欠点について聞かれると、小日向は「とにかく行動範囲が狭いこと! 家族サービスが、すべてウチの中なんです。女性から見たら、僕は面白味のない男だと思うなぁ」と苦笑いしながら自身を分析。また、記憶力抜群の百野は、自身のトラウマとなった小学生時代の出来事を「一生涯、心に深く刻まれる傷となった……」と語るのがクセ。小日向にも「心に深く刻まれる傷となった出来事は?」と質問が飛ぶと、高校時代の失恋について告白。「高校1年の夏、好きな女の子に告白したらフラれてしまい、ショックで学校を早退したんです。帰る途中、後ろからタッタッタ……と足音が聞こえてきて、振り返ったら小さな犬がついてきていて。なんだかものすごく心が通じ合っているような気がしました。結局、父にダメといわれて飼うことはできなかったのですが、あの犬との出会いはなんだったんだろう……と今でも忘れられません」と、切なくも不思議な体験を打ち明けた。

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