元クリスタルキング、3オクターブの美声を失った驚きの過去を明かす

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「大都会」やアニメ『北斗の拳』の主題歌「愛をとりもどせ!!」などで知られるグループ、クリスタルキングの元ボーカル・田中昌之が、1月15日に放送された『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系、毎週月曜23:15~)に“激レア”さんとして出演。3オクターブとも言われる美声を、あるキッカケで失っていたことを告白した。

この番組は、“激レア”な体験をした人=激レアさんを“研究サンプル”として採集してスタジオに集め、その体験談を紐解いていくバラエティー。研究員は、若林正恭(オードリー)、研究助手は弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)が務める。上川隆也がゲストで登場した。

70年代から80年代にかけて活躍し、一流アーティストとしての活動していた田中だが、もうひとつ大事にしていた活動が“草野球”だったという。歌手活動と草野球活動を両立させながら日々を送っていたある日、田中はクリスタルキングを脱退。そこから第2の人生を草野球に捧げ始めたある日、試合中に思いもよらぬ出来事が田中を襲い、自身の歌手としての武器でもある“高音”を失ってしまったのだ。

バンド脱退後は、ホストクラブのステージなどで歌い、その環境の変化から、酒におぼれる日が3年間続いたという。そんな中、週2で草野球を続けていた田中は、ある日、1番・サードとして出場していた試合で、守りの際、田中のところへボールが飛んできた。バウンドして方向が変わってしまい、そのボールが喉に直撃。それがキッカケで、声が全く出なくなってしまったことを明かした。しかし、すぐさま病院にはいかず、声がでないまま野球は続けたようで、これには上川も「どうも、僕らの予想の斜め上を……」とその行動に驚き。

試合は無事に勝利。その後、地声はすぐにでるようになったが、ホストクラブに出勤後、客から「大都会」をリクエストされるも、サビの「あ~果て」が出ない……と、高音を失い、それを自覚するまでの経緯を話した。高音は出ないままだが、挫折の後に「ハスキーボイスでもう一度勝負しよう」と復活。1997年、コーヒーのCMで再ブレイクを果たし、その翌年は『ウルトラマンガイア』の主題歌を担当している。

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